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柳田、ホークスに追い風V弾「グッスリ眠れますわ」今季対ロッテ5連勝で借金返済

西日本スポーツ 4/20(木) 7:30配信

 福岡ソフトバンク柳田悠岐外野手(28)の“追い風弾”で勝率5割に復帰した。5回にスタンリッジから左中間へ先制3号ソロ。決勝点となった一撃はZOZOマリン特有の強風のアシストを受けた。デスパイネも3試合連続打点を記録するタイムリーで2連勝に貢献。先発東浜は7回3安打無失点で今季初勝利を挙げた。対ロッテ戦は無傷の5連勝。5カードぶりに勝ち越したチームも追い風に乗った。

【写真】柳田が「掟破り」の全力送球、工藤監督が厳重注意

 ZOZOマリン中の視線が上がった。0-0の5回2死。柳田が左中間方向へ打ち上げた打球が、しばし遊覧飛行した。風は一塁から左翼方向で、思い切りフォロー。外野手がスタンドを向いてからも、まだ間があった。着地点は結局中段席。練習中に髪が爆発し「ヤバいです」と守備面で思いやられた風が、打席で味方した。4戦ぶり3号ソロで、均衡が破れた。

 「いい感じで振れたんで、いったかなと。風もあったんで。後押ししてくれた。(本拠地ヤフオクドームならホームラン)テラスには、いってます!」

 スタンリッジのスライダーは高かった。何より、打球が高かった。「昨日(18日)の最初(試合序盤)の逆風ならアレだけど、今日は上がれば上がるほどいいかなと思っていた」とは工藤監督。ベンチに戻った柳田は、思わず緩んだ口元を覆う。「(先発の東浜)ナオがしっかり抑えてくれてたんで。それに尽きる」。投手戦の中、元同僚に2年連続の一発を見舞った。

 前夜は主軸で一人、蚊帳の外にいた。5番デスパイネが古巣本拠地で決勝3ランを放ち、4番内川が4打点。自身は2四球も、今季初の3三振を喫した。統一感を欠くストライクゾーン。見逃し三振に釈然としない表情を浮かべ、手を出さざるを得なくなっての空振り三振もあった。いらだちを隠せず、ついには6歳下の相手捕手田村に愚痴をこぼしてみて、声を潜めてなだめられるほどだった。

 一夜明けても、もやもやは残ったが「バッティングは変えない」と本質はブレなかった。準備運動代わりに室内で山なりの遅球も打ち、打席に向かった。「いいところに来たら打つのは難しい。唯一、甘かった球をしっかり打てた」と、この点で納得いった。

 本塁打の前打席で右太もも付近に死球を受け、倒れ込んでいた。それも一発で忘れたか、7回は四球を足掛かりに二盗。デスパイネの適時打を導いた。もっとも、試合後は「デッドボール、痛ぇし。青タン(青あざ)になってます。痛かった。て言うか、痛いっす」と苦笑いでまくしたてた。

 連勝で開幕以来5カードぶり勝ち越し。今季対ロッテ5連勝と“かもめ銀行の異次元緩和”で借金を返済した。2号まで空砲だった柳田は「勝ちに結びつくのが一番。グッスリ眠れますわ、今日は」とひと息。指揮官は「やっと五分。ここから。明日、一から。一戦一戦みんなで」と平静を装いつつ、言葉に高揚感が漂った。

西日本スポーツ

最終更新:4/20(木) 7:30

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