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メイ英首相が解散総選挙を表明! 国民の信を問う理由とは

4/20(木) 12:30配信

TOKYO FM+

中西哲生と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。
4月19日(水)放送の「WAKE UP NEWS」コーナーでは、総選挙実施の意向を表明したイギリスのメイ首相について、放送大学教授で国際政治学者の高橋和夫さんに話を伺いました。

メイ首相は18日、下院を解散し6月8日に総選挙を実施する意向を表明。その理由について「欧州連合(EU)からの離脱を決めてから、政府は離脱に向けた正しい計画を取りまとめた。しかし野党側は反対し、政治をゲームのように扱っている」と述べ「苦渋の決断だがEU離脱へ導く強く安定した指導者が必要だ」と説明しました。

この決断について、高橋さんは「世論調査を見るとメイ首相率いる保守党が、野党である労働党を圧倒的に引き離しています。今、選挙をすれば議席が大幅に増えるという誘惑に勝てなかったのでは……」と見解を述べ「おそらく100議席ほど伸ばすだろうと予測されています」と話します。

そんな状況下ながら、労働党のコービン党首は総選挙の実施について“受けて立つ!”と歓迎の意思を表明しており、下院の3分の2が賛成し採決されると見られています。

昨年決定したイギリスのEU離脱、そしてアメリカ大統領選など、世論調査での予想とはことごとく異なる結果が続いていることから、保守党陣営の圧勝が囁かれているもののメイ首相は少なからず不安を抱いているそうです。

高橋さん曰く「今回問われているのは、EU離脱の方法論を巡る議論へとシフトしている」とのこと。(総選挙で)議席数を増やして権力基盤を強めたほうが、EUと離脱交渉する上でやりやすいため、2020年に実施予定だった総選挙を大幅に早めてまで国民の信を問うのではと話していました。

イギリスのほかにも、16日に憲法改正に関する国民投票を行ったトルコ、大統領選を控えるフランスなど、EUを取り巻く今後の状況から目が離せません。

(TOKYO FMの番組「クロノス」2017年4月19日放送より)

最終更新:4/20(木) 12:30
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