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【MotoGP】自身の”本能”と戦うビニャーレス。ヤマハのバイクに合わせてスタイルを変更

motorsport.com 日本版 4/20(木) 17:21配信

 ヤマハのマーベリック・ビニャーレスは開幕2連勝を飾り、移籍初年度を最高の形でスタートした。しかしビニャーレスはバイクから最大限の性能を引き出すために本能と戦っていると、クルーチーフのラモン・フォルカダは語った。

【写真】MotoGP第2戦アルゼンチンGPで優勝したヤマハのマーベリック・ビニャーレス

 ビニャーレスは、3回行われたプレシーズンテストすべてで総合トップタイムをマーク。開幕戦カタールGPでポール・トゥ・ウィンを飾ると、第2戦アルゼンチンGPでは6番グリッドから優勝を果たした。当然、彼は現在ポイントランキングのトップ。チームメイトでポイントランキング2位のバレンティーノ・ロッシに対して14ポイント差をつけている。

 絶好調のビニャーレスだが、彼はヤマハのバイク、YZR-M1から最大限のパフォーマンスを引き出すため、自身の”本能”と戦わなければならないと、彼のクルーチーフを務めるフォルカダは明かした。

 ビニャーレスがヤマハに加入する前、ホルヘ・ロレンソ(現ドゥカティ)を担当していたフォルカダは、ヤマハの長所であるコーナー出口での強力なトラクションを活かすため、ビニャーレスは特にレイトブレーキングを避けなければならないと語った。

「マーベリックは乗りやすくて、ヤマハのバイクのようなトラクションを持ち、ホンダのように曲がれて、ドゥカティと同じくらい速いバイクを好むだろう」とフォルカダはmotorsport.comに語った。

「しかしもちろん、他のライダーもそうだろう。彼もそれは不可能なことだと知っているので、ヤマハが彼に提供しているモノから最大限の性能を引き出そうと、彼は自分が最も快適に感じるようなライディングスタイルを封印している」

「彼はホンダがやっているように、ブレーキを遅らせて激しくブレーキングし、すぐにターンインするのを好んでいる。しかし彼は、このバイクではそれが不可能であることに気づいているので、ホルヘがやっていたやり方をある程度模倣しなければならないんだ」

「現在、彼はスズキにいた頃よりもコーナーが速い。ヤマハのバイクは、そのアドバンテージを活かせるようにデザインされている。リヤが非常に安定しているし、コーナー出口でのトラクションがすごく多いんだ」

「彼がそれを好きだというわけではなく、バイクがそういう風にできているんだ」

「彼はスタートを改善しなければならないが、それも時間の問題だ」と、ビニャーレスの改善点についてフォルカダは語った。

「そして予選では、ラップタイムを2回目のアタックではなく、1回目で出すことに慣れていかなければならない」

「土曜日(の予選)でそれを定期的にやっておけば、日曜日(の決勝)にそれができるようになる。その上、まともなスタートが出来るようになれば、多くのトラブルを避けることができるようになるんだ」

「MotoGPでは、スタートで出遅れた場合、最初のコーナーまでに5人のライダーに追い抜かれるだろう。優勝を目標としているなら、それでは事態が複雑になってしまう」

Jamie Klein

最終更新:4/20(木) 17:21

motorsport.com 日本版