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“目隠しレストラン”、“目隠しドライブ” 人間は感覚だけでどこまで見分けられるのか

AbemaTIMES 4/20(木) 16:13配信

 数多くの世界の有名ブランド店が立ち並ぶのは、20日にオープンした銀座エリア最大規模の商業施設「GINZA SIX」。241のテナントが入り、その売り場面積は東京ドームと同じ広さだということだ。ところが、実は話題を呼んでいるのはファッションだけではないという。少し変わったサービスを提供するレストランがあるそうだ。

 そのレストランは、13階にある熟成肉専門の「旬熟成」。お店に入ったお客さんを待ち構えているのは巨大な熟成肉だ。100日以上熟成させた、旨味、深み、どれを取っても最高の熟成肉となっている。

 一風変わったサービスとは一体どのようなものなのか。メニューを見るとそこには、リスニングイーツという文字が。手ぬぐいで目隠しをしてヘッドフォンを付け、何も見えない状態でオリジナルの音楽を聴きながらはじめの数口を味わうというサービス。店員が丁寧に口まで運んでくれるそうだ。数口を食べ終えると、ヘッドフォンと目隠しを外して再び味わうが、なんと目隠しをした状態の方が、おいしく感じるという。

■食べるときに「必要な情報だけをインプット」

 なぜこのようなサービスを始めたのか。代表取締役・跡部美樹雄さんは「本当においしいものを食べるとき、目をつぶって食べていることに気づいた。最初から目をつぶらせようって思った。全然違うものが感じられる」と語る。「余計な情報をシャットアウトして、必要な情報だけをインプットしてもらう方がより舌の上で感じられる」とこだわりを語る。

 実際にリスニングイーツの体験者は「最初に目隠しをさせて頂いて食べたときの方が、感じようと思うので、いろいろな味を感じることができて、普通に食べるよりも楽しめると思う」と話す。

■なぜ目隠しでおいしく感じられるのか

 五感プロデュース研究所の荒木行彦さんに話を聞いた。味を感じるのは、視覚が70%、嗅覚が20%、残りの10%が触覚・味覚・聴覚によるもの。味覚だけではなく、料理の見た目や香りなども合わせて総合的に判断しているという。

 なぜ目隠しをすることでおいしく感じられたのか。荒木さんによると、体験のない食べ方が刺激となり脳を活性化させ、脳内に「ドーパミン物質」が分泌され気分が高揚すると話す。さらに、視覚と聴覚が失われたことで、味覚などが敏感に働き、おいしいと感じるようになったという。

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最終更新:4/20(木) 16:13

AbemaTIMES