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広がれ「傾聴」の輪 ボランティア団体結成

4/20(木) 17:27配信

カナロコ by 神奈川新聞

 お年寄りらの思いや言葉に耳を傾ける「傾聴」に取り組むボランティア団体が19日、大井町で発足した。足柄上地域の1市5町では初めて。まずは町の福祉施設で活動を始めるとともに会員を増やし、将来は対象エリアを1市5町に広げたい考えという。

 傾聴ボランティアは福祉施設を利用するお年寄りや、自宅で1人で暮らす高齢者らを訪ね、相手の話に耳を傾け、心に寄り添う。カウンセラーと異なり、アドバイスなどはせず、丁寧に話を聞くのが特徴だ。

 町社会福祉協議会は昨年11月、傾聴ボランティアの養成講座を開催、延べ約100人が受講した。担当者は「福祉施設の職員から『業務で利用者の話をなかなかゆっくり聞くことができない』との声が多く寄せられていた」と説明、ボランティアの必要性を説く。

 発足したボランティア団体「傾聴あしがら」は、受講した主婦ら計15人の男女で構成。今後、月1回勉強会を開いて聞く技術を高め合うとともに、町内にある特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホームなど3施設の要望に応じて訪問する。

 19日に町保健福祉センターで行われた発足式で、会長に就いた大沢栄さん(67)は「高齢化や独居が進み、傾聴を必要とする人も多い。私たちの出番はこれからだ」とあいさつした。傾聴ボランティアに関する問い合わせは、町社協電話0465(84)3294。