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トランプ大統領、習近平国家主席と会談後、「韓国は実際に中国の一部だったそうだ」

4/20(木) 11:59配信

ハンギョレ新聞

ウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで発言が明らかに 「習近平国家主席から中国と韓国の歴史に関する説明を聞いた」 共に民主党「両国首脳は報道の真偽を明らかにすべき」

 ドナルド・トランプ米大統領が「朝鮮半島は実際に中国の一部だったそうだ」と発言した事実が明らかになり、波紋が広がっている。今月6~7日(現地時間)の米中首脳会談で、習近平主席から中国と韓国の歴史に対する説明を聞いたとして発言した内容だ。

 トランプ大統領は首脳会談後の今月12日、ホワイトハウスの執務室で行ったウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで、このように述べたと同紙は伝えた。同紙はトランプ大統領の具体的な発言内容を後に抜粋して報じたが、この中で以下のような話が登場する。

 トランプ大統領は、米中首脳会談の内容を明らかにし、「習近平主席は中国と韓国の歴史物語を取り挙げた。北朝鮮ではなく、(全体)韓国のことだ。数千年にわたる話であり、多くの戦争に関するものだった。そして韓国は実際に中国の一部だった(Korea actually used to be a part of China)。10分間にわたりその話を聞いてから、私はそれが簡単な問題ではないことに気づいた。彼らが中国(「北朝鮮」の間違い)に対して、大きな影響力を持っていることを強く感じた。彼らが実際に(北朝鮮に対する)経済的影響力を持っていると思う。ある程度は国境を通じて影響力を発揮できるかもしれないと。しかし、彼らは多くの物を(北朝鮮から)輸入している。これは人々があまり気づかないところだ」と話した。

 「韓国は実際に中国の一部だった」という発言は、トランプ大統領が習主席の“歴史講義”の内容をそのまま伝えたものかもしれないが、習主席の説明に自分の考えを混ぜて話した可能性もあると見られる。 このような発言を公開的に行ったのは、韓国の歴史について無知であることを表しただけでなく、外交的欠礼であることから、波紋を呼んでいる。習主席が首脳会談で実際にこのような趣旨の話をしたならば、これも覇権主義的発想であり、自国中心的な歴史認識だという批判を免れない。

 トランプ大統領はさらに、「北朝鮮のような国が核兵器を保有してはならない。これは大量殺傷が可能である。彼(金正恩<キム・ジョンウン>)は発射体を(まだ)持っていないが、今後そうなるだろう」と述べた。また、「私たち(トランプと習近平)は北朝鮮に対して心を開いて話し合った。私たちはとても良い関係を結び、とても気が合っていた。私たちは互いに好感を持っており、私は彼がとても気に入った」とした。

 「韓国が中国の一部だった」という発言について、米インターネットメディアの「クォーツ」は「歴史に対する非常に不正確な」発言だと指摘した。歴史学者の南カリフォルニア大学のファン・ギョンムン教授は「まともな歴史学者なら誰もこのような主張はしない」と同メディアに明らかにした。クォーツは、習主席が実際には紀元前2世紀に朝鮮半島北部に設置された漢四郡や13世紀のモンゴルの高麗征服について言及したが、トランプ大統領がこれを拡大解釈した可能性もあると推定した。ファン教授は「13世紀にはモンゴル族が韓国よりは中国をより直接的に支配していた」と指摘した。それなら「一時期は、韓国は中国とともに帝国(モンゴル族の元)の一部だった」と表現したほうが妥当であると、黄教授は説明した。

 韓国のネットユーザーたちを中心に反発が起きていることを受け、共に民主党のユン・グァンソク選挙対策委員会公報団長は19日の記者会見で、「米中首脳はメディアの報道の真偽を明らかにしてほしい」としたうえで、「大韓民国の5千万国民はもちろん、良識ある世界の多くの人たちが当惑と驚きを禁じ得ない」と述べた。彼は「韓国が中国と区別される独特の歴史を持っていることは誰もが知っている事実」としたうえで、「朝鮮半島問題と統一問題は、私たちが主導的に解決することを改めて表明する」と話した。

アン・チャンヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:4/20(木) 11:59
ハンギョレ新聞