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豪州SC:ニッサンGT-Rに対抗? フォードは2018年に『マスタング』へスイッチか

4/20(木) 14:51配信

オートスポーツweb

 新世代テクニカルレギュレーション“Gen2規定”が導入される2018年に向け、VASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーに参戦する各マニュファクチャラーが来季マシンの選定に向け検討を進めるなか、フォードは現在のファルコンに代わり同社のスポーツカー・アイコン、『マスタング』の投入を検討していることがわかった。

【写真】フォードはマスタングGT4の製作をアナウンス済み

 ライバルであるホールデンは、すでに4ドアサルーン『コモドア』の次期型をベースとしたレンダリング画像を公開し、すでにR&Dの初期段階であることを表明。そして先日、ニッサンは現在のアルティマに代わり、こちらもブランドのフラッグシップである『GT-R』の投入を検討していることを明かしていた。

 このGen2規定は、長年VASCが伝統としてきたV8自然吸気・4ドアサルーンの形態に加え、V6ターボや直列4気筒、そして2ドアモデルの参入も認めることで、最新の自動車市場との関連性を高めるとともに、新規マニュファクチャラーの参入を促そうというもの。

 今季もフォード陣営でファルコンを走らせる15年王者マーク・ウィンターボトムによれば、「フォードは2018年に向けファルコンをマスタングに置き換えるつもりだ」と語り、マスタングの計画があることを認めた。

「そう、計画はマスタングにある。今は承認までの長い計画の途中だが、すでにファクトリーではそのプランが動き始めている。僕らは来年マスタングをドライブすることになるだろう」

「それは僕らが望んでいることであり、楽しみにしてくれているファンが望んでいることでもある」

■ドライバーの発言にチームも反応「いかなる決定もなされていない」

 この元チャンピオンの発言に対し、所属するチームである“ザ・ボトル-O(オー)レーシング・チーム&モンスター・エナジー・レーシング”はすぐに声明を発表。「まだいかなる決定もなされていない」と、その計画が正式確定前であることを強調した。

「現在フォード・ファルコンFG-Xを走らせるプロドライブ・レーシング・オーストラリアは、今回のコメントに対して立場を明確にしたい」

「2018年に向けていかなる決定もなされていない。現在は、複数の勝利を挙げ、選手権をリードしてきたフォード・ファルコンFG-Xスーパーカーに置き換わるいくつかの選択肢を評価している段階だ」

「このプロセスは進行中であり、複数のパートナーとの協議が必要になる。プロドライブ・レーシングはメンバー、ファン、メディアからの、プロセスへの関心の高さを評価してるが、将来に向けた計画の承認は適切な時期に行われる」

 こうして各マニュファクチャラーが来季計画の選定を進めるなか、まったく新たなメーカーも新規参入の可能性を検討している。

 昨年、Dセグメントの新型FRサルーン『ジュリア』を発表したアルファロメオは、このモデルのプロモーションのため、オーストラリアの人気ツーリングカーへのエントリーを検討中だという。

「イタリア製のレースカーがVASCで活躍できるだろうか? 我々はすべての可能性を検討して、ブランドを進歩させリターンが得られる方法を模索している」と語るのは、フィアット・クライスラー・オートモビル(FCA)オーストラリアのCEO、スティーブ・ザルンギ。

「投資に対するリターンを確保しなくてはならないし、ビジネスの面と切り離して考えることはできないが、それが市販車の売り上げ向上をもたらすなら、我々はやるだろう」

 そのほか、韓国の起亜がVASCへの参戦を検討中と言われ、今後も複数の新規参入メーカーが現れる可能性もある。


[オートスポーツweb ]