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半数がUターン就職希望 来春卒業の学生

紀伊民報 4/20(木) 17:01配信

 和歌山県内の高校出身で、来春卒業予定の学生を対象にした県の2016年度調査で、回答者の半数が県内でのUターン就職を望んでいることが分かった。将来的に希望する学生を含めると75%に上る。県は「社会減を食い止めるためにも、希望通り県内で就職してもらえるよう、情報提供などを強化していきたい」としている。

 県が毎年調べて発表している。16年度は昨年12月から今年1月にかけて調査。大学、短大、専門学校などを来春に卒業する5378人にアンケート用紙を郵送し、5・7%の309人から回答があった。

 就職したい場所について県内が49・5%、県外が22・3%、「こだわらない」が28・2%だった。県内就職の希望者の割合は10年度調査まで3割台だったが、11年度調査以降は4割を超え、16年度調査では前年度比6・9ポイント増となった。

 ただ、県外希望者や地域にこだわらない人に、将来的なUターンの可能性を聞いたところ、半数以上が希望。「賃金などの労働条件が合えば希望する」が46・8%、「労働条件が多少合わなくても希望する」が3・8%。県内希望者と合わせると75%になった。一方、「将来も希望しない」は6・4%だった。

 県内希望の理由(複数回答)は「故郷に愛着があるから」(56・9%)、「地元での生活に慣れている」(54・9%)、「家族と一緒に暮らしたい」(39・9%)が多かった。

 県外希望の理由(複数回答)は「希望の就職先がない」が37・7%、「都市圏で就職したい」が27・5%、「県内企業の情報がない」が15・9%だった。県労働政策課は「県内にも多様な会社があるので、希望の就職先を見つけてもらえるよう、情報提供を強化していきたい」としている。

最終更新:4/20(木) 17:01

紀伊民報