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河北潟を学びの場に ハーブ農園、学生の研修続々

4/20(木) 2:01配信

北國新聞社

 河北潟干拓地で、農業と障害者福祉に取り組むハーブ農園「ペザン」(津幡町湖東)で、学生の研修が相次いでいる。県内で農福連携に取り組む団体はまだ限られており、学校の多い金沢市からも近いことが理由とみられる。農園側も干拓地の豊かな自然を生かして、農福連携に関心のある学生を育てる場にしていく。

 18日は、金大の留学生10人が訪れた。従業員が水はけの悪い干拓地を野菜や果樹を育てる畑にするため、地下に排水用のパイプが埋設されていることを紹介した。雑草を防ぐためのビニールシートを使わず、木質チップを敷き詰めるなど環境への配慮についても説明した。

 17日は、スーパースイーツ調理専門学校(金沢市)の2年生7人がハーブの収穫を体験し、干拓地での栽培方法について理解を深めた。ハーブをふんだんに使ったオムレツやリゾットなど、素材を生かした調理法も学んだ。

 農園は、15年前から農薬や化学肥料を使用しない無農薬農法でのハーブ栽培に取り組んできた。昨年度からは福祉施設のリハスファーム(金沢市)と協力し、障害者の雇用を始めた。現在は20人が登録し、毎日10人程度が農作業に励む。

 県内で農福連携に取り組む団体は少なく、農園には学校から体験学習の申し込みや問い合わせが増えている。来月にはアリス学園介護福祉学科の学生20人が訪れる。ペザン代表の俵朝子さん(67)は「若い世代が就職したいと思える農業をつくっていきたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:4/20(木) 2:01
北國新聞社