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萩野公介が新主将に「人間としても成長できたら」

日刊スポーツ 4/20(木) 9:55配信

 競泳のリオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(22=ブリヂストン)が新主将に任命された。

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 19日、都内で世界選手権(7月、ブダペスト)日本代表の合宿が公開された。男子の新主将は「人間としても成長できたら」と意欲。米経済誌フォーブスの「影響力のある30歳以下の30人」アジア版で、サッカー香川真司とともに選ばれた。代表でも、世界でもさらに影響を与える。

 金メダリストがしきりに照れた。男子の主将の萩野は「ジュニアの時からも主将はない。荷が重いです」。今春卒業した東洋大で経験はあったが、代表では初。「チーム全体を見つつ、泳ぎで引っ張っていくキャプテンになれたら」。明るい声で初代表組の笑いを誘って、緊張をほぐした。

 前日18日のミーティング。平井ヘッドコーチに「キャプテンは繰り上がりで」と言われた。リオ五輪で副将だけに「もしかしたら僕かも…」と予感していた。主将の理想像として浮かんだのは、初出場だった12年ロンドン五輪での主将の松田丈志さん。「丈志さんのキャプテンシーや選手にかける言葉など、いろいろなものが素晴らしい。丈志さんを目指して勉強したい」。この日、プールサイドにいた松田さんから「いい雰囲気だった」とほめられ、うれしそうに笑った。

 その影響力は大きい。日本水泳界に複数種目挑戦の道をつくった。16日までの日本選手権も4冠。北島康介以来のプロスイマー2号でもある。今月には米経済誌フォーブスのアジア版スポーツ部門で「影響力のある30歳以下の30人」に選出された。日本人ではサッカー香川と2人だけ。存在感は日に日に増している。

 女子主将の清水とともに萩野を指名した平井ヘッドコーチは「言動に重みを。あいつなら、と一目置かれるタイプになってほしい」と期待。萩野は「難しい主将をやらせてもらい、人間としても成長できたら」。北島康介、松田丈志、金藤理絵ら競泳界のリーダーの系譜を継ぐ。【益田一弘】

 ◆フォーブス(Forbes) 1917年にB・C・フォーブス氏によって米国で創刊された経済誌。アジア版、日本版など30以上の国際版がある。スポーツだけでなく、世界長者番付、各国の長者番付、世界に最も影響を与える人物番付などで有名。4月14日に発表されたアジア版の「影響力のある30歳以下の30人」ではスポーツ部門の萩野、香川に加えてアート部門のバレリーナ高田茜ら日本人16組が選ばれた。

最終更新:4/20(木) 10:14

日刊スポーツ