ここから本文です

女子アナ五戸美樹は「厳しくしないダイエット」に成功しています

日刊スポーツ 4/20(木) 15:30配信

 私五戸美樹は、ただいま「ロカボダイエット」実践中です。アナウンサーという職業柄、人前に出る機会が多く、体型は気になるところです。リバウンドありません。今回の連載は「糖質はゼロにしちゃダメ」をテーマに書きました。「糖質制限」、ダイエットに興味がある方でしたら、一度は耳にしたことがあると思います。でもこの制限、厳しくしてしまうとちょっと怖い。糖質制限と似た「炭水化物抜きダイエット」をしている方もいますが、完全に抜いてしまうのはおすすめできません。ロカボは“ゆるやかな”糖質制限なのがポイントです! それでは「元ニッポン放送アナウンサー五戸美樹のごのへのごろく」をどうぞ。

※※※※※※

 【前回までのあらすじ】トーク編と併行して連載中のダイエット編。番組企画で無事ダイエットに成功した五戸でしたが、キツいダイエットは続けられない…そこで出会ったのが、ロカボでした。第2回「糖質制限はカロリー制限より減量効果がある」、第3回「糖質は何に含まれているか」でした。

 ■山田悟医師を取材に北里研究所病院へ■

 ロカボの名付け親で、北里研究所病院糖尿病センター長で医学博士、「一般社団法人 食・楽・健康協会」代表理事の山田悟先生の著書「ロカボで食べるとやせていく」(幻冬舎)と、山田先生監修の新刊『世にも美味しい「ゆるやかな糖質制限ダイエット」』(世界文化社)を参考図書に、北里研究所病院で山田先生に取材した内容を、以下にまとめます。

 「ロカボ」は“ローカーボハイドレート”の略で、“ロー(低い)+カーボハイドレート(糖質)”のこと。1食の糖質摂取を20g~40g、一日70g~130gにする、ゆるやかな糖質制限です。

 ロカボの糖質制限は「1食40gまで」「一日130gまで」。これはとても重要なポイントですが、同じように、「1食20g~」「一日70g~」も大事なんです。上限だけでなく、下限も設定してある…つまり、糖質をゼロにすることなく、1食20gは摂りましょうということ。

 私たちの体は、糖質をエネルギーにしています。食べる糖質を減らして、体が糖質をエネルギーにできない状態になると、代わりに脂肪を分解してエネルギーを作り出します。糖質制限をすると痩せる由縁ですね。

 ただ、脂肪から変わったエネルギーは、脳まで行くことができないため、体は第3のエネルギーを作り出します。このエネルギーを「ケトン体」といいます。このケトン体、やっかいなことに、体に良いのか悪いのか、まだよくわかっていないんです。

 ケトン体は脳のエネルギー源になるので、脳細胞単位では利益になります。また、胎児はケトン体を主なエネルギー源にしているから、問題ないという主張もあります。

 ただ、ケトン体が増えすぎると、血管が傷むというデータもあるんです。また、極端にケトン体が増えると、ごくまれにですが「ケトアシドーシス」(体内が酸性に傾き、昏睡などを引き起こすこともある危険な状態)になることも報告されているそうです。

 もっとこの問題がハッキリするまでは保留にして、ケトン体が増えないような食べ方をしようというのがロカボの考え方です。ケトン体は、一日に摂る糖質量を50g以下まで抑えなければ増えません。ロカボは一日最低70gを推奨していますので、少し余裕があります。

 それに、ロカボの上限(1食40g、一日130g)より糖質量を減らしても、減量効果に差がないという結果も出ています。糖質をゼロにしても40g摂っても同じなら、食べたほうが良いですよね。

 ■私、1週間糖質抜いたら大変なことに■

 ちなみに、私もよくわかっていなかった時、ゼロにしたほうが痩せる気がして、糖質を食事から完全に抜いたことがあります。ゼロにして1週間たった時、激しい頭痛とめまいに襲われました。慌ててオニギリを食べたら、1時間ほどで治りました。(病院で診断を受けたわけではないので、糖質ゼロが頭痛の原因とは言い切れませんが、真似しないでください)

 そもそも糖質をゼロにするのは無理があります。食べられるものがあまりに少なくなってしまって、食事を楽しめません。ゆるやかな糖質制限で、楽しく食べて健康的なダイエットをしましょ!(次回ダイエット編は第5回「血糖値とダイエットの関係」です)

 < 本日のごのへの・ご・ろ・く > 栄養素 ゼロにしては いけません

 ◆山田悟(やまだ・さとる) 1970年1月1日生まれ。東京出身。1994年慶應義塾大学医学部卒業。2002年から現在の北里大学北里研究所病院勤務。同病院医療連携室室長、糖尿病センター長、医学博士。一般社団法人「食・楽・健康協会」を設立、代表理事を務める。日本における糖質制限の第一人者。「糖質制限の真実」(幻冬舎)をはじめ多くの書籍を出版。

 ◆五戸美樹(ごのへ・みき) 1986年4月9日生まれ。埼玉出身。お茶の水女子大学文教育学部を卒業し2009年、ニッポン放送入社。アナウンサーとしてエンタメからスポーツまで幅広く多くの番組を担当して、2015年11月に退職。同年12月からエイベックス・マネジメントに所属。エイベックスでは初のアナウンサー契約。糖質制限の「ロカボダイエット」実践中、リバウンドなし。特技はマラソン、書道。趣味はアイドルウオッチ(特にハロプロ)。野球、競馬観戦。

最終更新:4/20(木) 15:40

日刊スポーツ