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経口避妊剤、患者の内服見逃し手術延期も - 評価機構、チェックリストに禁忌薬明示を

医療介護CBニュース 4/20(木) 10:00配信

 日本医療機能評価機構は、経口避妊剤に関する注意事項をホームページに掲載した。薬剤の添付文書に手術前は「禁忌」と記載があることや、患者が内服していることに医療者が気付かず、手術が延期になったケースが報告されているという。【新井哉】

 同機構によると、2013年1月から17年2月までに、手術前(4週間以内)の内服は「禁忌」と添付文書に記載されている経口避妊剤の使用を中止せず、手術が延期となった事例が2件あった。

 事例の1つは、患者が経口避妊剤を内服していることについて、外来で初診を担当した医師が問診票で確認していた。しかし、交代した医師に内服していることを伝えず、入院後、患者からの申し出によって経口避妊剤を内服していることが判明。手術が延期となった。

 別の事例では、患者が医師に内服していることを告げたが、手術前に「禁忌」となっていることに医師が気付かず、中止の指示を出さなかった。入院6日前には看護師が患者に「入院オリエンテーション」を行ったが、手術前に中止が必要な薬剤であると看護師が認識していなかった。入院後、内服が中止されていないことに薬剤師が気付き、手術が延期された。

 こうした事例があった医療機関は、手術前は「禁忌」であることを院内に周知したり、手術が決まった外来診察日に薬剤師が患者の内服薬の鑑別を行い、医師に情報提供したりするなど再発防止に取り組んでいるという。同機構の総合評価部会も、手術前のチェックリストの中に内服が「禁忌」の薬剤を明確に示し、確認を徹底するよう求めている。

CBnews

最終更新:4/20(木) 10:00

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