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仏大統領選は大混戦、ほぼ完璧な的中率誇る世論調査会社も惑わす

Bloomberg 4/20(木) 2:44配信

フランス大統領選挙では決選投票への進出を目指して4人の有力候補がしのぎを削っている。大混戦の様相で、世論調査会社は未曽有の試練にさらされることになった。

第1回投票を23日に控え、ここ1カ月の世論調査はいずれも無所属のマクロン前経済相と極右のルペン国民戦線(FN)党首が5月7日の決選投票へと進出することを示唆している。

しかしこの2人の支持は最近2週間に低下傾向で、共和党など中道・右派の候補、フィヨン元首相と共産党系のメランション氏が今や逆転を狙える位置にある。

フランスの世論調査会社は2007年と12年の大統領選挙で第1回投票での上位5候補の順位と決選投票結果を100%に近い正確さで言い当てている。欧州連合(EU)離脱を問う英国民投票や米大統領選挙のような番狂わせはないと、最近まで考えられていた。

しかし、カンター・パブリック・フランスのマネジングディレクター、エマニュエル・リビエール氏は「この状況は全く前代未聞だ」と話す。「決選進出の可能性のある候補が4人もいるという事実は状況をひどく複雑にする」と語った。

フランスの政治世論調査会社は米英よりもインターネットを介した調査を多用するのが強み。また、選挙制度は1有権者に1票と単純で、第1回と決選の2回の投票システムは有権者の選択肢を制限し分かりやすい。

しかし今年は第1回投票についての調査で上位4候補が4ポイント未満の差でひしめき合う。2.5-3ポイントという誤差率を考えると実際はさらに接戦かもしれない。

ブルームバーグが複数の世論調査結果をまとめたところでは、18日時点でマクロン氏の支持が23%、ルペン氏が22.3%、フィヨン氏とメランション氏がいずれも19.5%。

原題:French Election Shocker: Pollsters Baffled by Four-Way Race (1)(抜粋)French Election Shocker: Pollsters Baffled by Four-Way Race (2)

Gregory Viscusi, Mark Deen

最終更新:4/20(木) 2:44

Bloomberg