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嗜むより投資対象のウイスキー、ブームに沸く日本からの資金にも期待

Bloomberg 4/20(木) 7:21配信

オーストラリアでバドミントンのコーチを務めるナイジェル・イシャウッドさん(50)は将来のインフレを見越して金や銀に投資しているほか、鉱山会社など欧米や豪州の上場株式も保有する。5年前からは資産の約1割をフランス・ワインに投じてきた。そして、昨年7月に目を付けたのがスコッチウイスキー。資産分散を図る狙いで4万1000ポンド(約570万円)を投資した。「ウイスキーを飲むのは好きではないが、投資商品としては比較的安全な資産だ」と語る。

イシャウッドさんは、インターネットを通じてスコットランドの蒸留所でたるに入った熟成中のウイスキー原酒に投資した。売買を仲介したのが2015年に設立された英ウイスキー・インベスト・ダイレクト(ロンドン)。

同社が手掛ける投資単位はスコッチウイスキーの原酒1リットルから。1日24時間、365日いつでも売買注文をすることができる。現在までに開設された口座数は約4000。投資家1人当たりの平均投資額は約8000ポンドで、投資額の累計は1000万ポンド弱という。ウイスキー・インベスト・ダイレクトは1.75%の取引手数料を得る。

3月下旬に来日した同社創業者で最高経営責任者(CEO)のルパート・パトリック氏はブルームバーグとのインタビューで「債券や株式などと比べて投資リターンはかなりいい」と指摘。過去35年に取引された価格を基に算出すると、8年間熟成させたスコッチウイスキーの平均的な投資リターンは保管料などを差し引いた実質で年率約7%になるという。欧州中央銀行(ECB)などがマイナス金利を導入するなど世界的な低金利の中、高い利回りが期待できる投資商品として魅力は高まると話す。

上場株式や国債などいわゆる伝統的な投資商品以外の代替資産としては、ワインや絵画、宝石なども投資対象となっている。ウイスキーに関しては14年6月に香港で世界初のファンドが組成されたほか、昨年10月にはニューヨーク証券取引所で業界の株価に連動する初の上場投資信託(ETF)も登場した。

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最終更新:4/20(木) 7:21

Bloomberg