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米国務長官:イランとの核合意は失敗-破棄の可能性強く示唆

Bloomberg 4/20(木) 9:49配信

ティラーソン米国務長官は19日、イランとの2015年の核合意を厳しく批判した。合意は大量破壊兵器の保有というイランの野望の実現を遅らせただけであり、テロ支援や諸外国の不安定化でイランが果たしている役割を考慮しなかったと指摘した。

ティラーソン長官は急きょ行われたワシントンでの記者会見で、「この合意は過去の同様な失敗をしたアプローチそのものだ」と指摘。「トランプ政権は将来の政権に責任転嫁するつもりはない」と表明した。ただ同長官は18日、核合意について90日ごとに実施する順守状況の議会報告で、現時点では合意は履行されていると述べていた。

19日の発言は、トランプ米大統領がイランとの核合意を破棄する可能性をこれまでで最も強く示唆するコメントとなった。トランプ大統領は今週、国家安全保障会議(NSC)に対し、イランがテロ支援を続けていることを踏まえて、核合意の下で緩和した対イラン制裁を再び科すべきかどうか検討するよう命じた。ティラーソン長官は声明で、この検討作業は、制裁停止が「米国の安全保障上の国益に不可欠」かどうか判断するものだと説明した。

原題:Tillerson Faults Iran Nuclear Accord as U.S. Plans New Review(抜粋)

Nick Wadhams, Nafeesa Syeed

最終更新:4/20(木) 9:49

Bloomberg