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中国:資本規制緩和前に元取引参加者を増やす必要-元SAFE幹部

Bloomberg 4/20(木) 11:37配信

中国は資本規制の解除を検討する前に本土の人民元取引への参加者を増やす必要がある。国家外為管理局(SAFE)の元幹部がこう指摘した。本土での元取引は現在、中国人民銀行(中央銀行)と商業銀行が大半を占めている。

SAFEの国際収支部門責任者だった管涛氏は18日、ブルームバーグの北京支局でインタビューに答え、「銀行は同じようなリスク志向があり、全てがリスクを嫌い、為替相場の方向について臆測しない。リスク志向にさまざまな水準がある場合に限って、市場に流動性が生まれ、売買が成立することになる」と述べた。管氏は23年勤務したSAFEを2015年に辞めた。

資本規制について管氏は、「今の状況が悪化しなければ、政策が引き締められる可能性はないだろうが、まだこれから多くの不確実さがあり、緩和されると想定すべきではない」と語った上で、「政府は政策を反転させることはしたくないと考えている。誰にとっても厄介なことになる」とも説明した。管氏は今後の人民元自由化にも触れ、政策当局は「適度」の投機を容認すべきだと主張。投機が認められれば中国人投資家は「極端に走る」ことから、過去数年に起きた市場の混乱を受け政策当局はまだ心配していると述べた。

年内に開催される共産党大会の前に人民元の相場メカニズムが改革される公算は極めて小さく、政府にとっての最優先事項は安定だと分析。「個人的には党大会後に包括的な改革パッケージが加速すると見込んでいる。為替相場だけでになく、包括的な改革だ」と語った。原題:China Should Open Up Yuan Before Easing Curbs, Ex-Regulator Says(抜粋)

Tian Chen, Ran Li, Tom Mackenzie

最終更新:4/20(木) 11:37

Bloomberg