ここから本文です

【中国】為替決済の売越額、1Qは67%減

4/21(金) 11:30配信

NNA

 中国国家外貨管理局の王春英報道官は20日の会見で、第1四半期(1~3月)における中国銀行業の為替決済は、外貨購入額が前年同期比7%増の3,755億米ドル(約40兆9,030億円)、売却額が12%減の4,163億米ドルだったと明らかにした。409億米ドルの売り越しだが、売越額は前年同期から67%減少しており、王報道官は「外貨流出の圧力は目に見えて緩和されている」と強調した。
 王報道官は中国の外貨流出について、2014年下半期(7~12月)から鮮明になり始め、外貨準備高も減少に転じたと説明。ただ16年に入ってからは流出圧力が緩和され、同年通年の外貨準備高の減少幅は15年比で38%縮小したと指摘した。さらに今年2、3月は2カ月連続で外貨準備高は増加しているとし、外貨流出圧力の緩和が進んでいることをデータを交えて解説した。
 その上で圧力緩和の要因として、今年第1四半期の国内総生産(GDP)成長率が6.9%と前期に比べ加速したことや、製造業購買担当者指数(PMI)が景況判断の節目となる50を8カ月連続で上回っているなど、堅調なファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を挙げた。
 一方で香港メディアからの「外貨準備高の安定は、国民による海外での不動産や保険購入の制限といった政府による外貨流出管理の引き締めが要因ではないか」との質問に対しては、「外貨管理政策は一貫しており、引き締めという事実はない」と反論した。

最終更新:4/21(金) 11:30
NNA