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春山遭難 GWへ多発傾向 静岡県警、備え強化

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 4/21(金) 7:48配信

 ゴールデンウイーク(GW)を前に、県警が山岳遭難への警戒を強めている。春山は天気が変わりやすく、過去にも富士山や南アルプスで事故が多発しているため。今年は3月末時点で前年を8件上回る13件の事故が発生し、2人が死亡している。多くの登山客が見込まれる中、専門家は十分な装備での入山や単独登山の自粛、登山計画書の提出徹底を呼び掛けている。

 県警地域課によると、昨年のGW期間中(4月29日~5月8日)は6件の山岳遭難事故が発生した。死者はいなかったが、前年の2件を大幅に上回った。富士山では9合目付近で30代の男性が転倒し、脚の骨を折る重傷を負った。

 県警はGW期間中、航空隊のヘリコプターや山岳遭難救助隊の緊急出動態勢を強化し、事故の発生に備える。南アルプスの玄関口となる登山指導センター(静岡市葵区田代)には同隊員を配置し、装備品の点検や登山指導に当たる。

 GW中は例年、富士山で雪山装備を携行しない春スキー目的の入山者が増えるほか、標高が低い山でも山菜採りやハイキング目的の人が道に迷うケースが目立つという。

 3月には栃木県で登山講習中の高校生ら8人が巻き込まれ死亡する雪崩事故が起き、天候が急変した場合の登山の危険性があらためて浮き彫りになった。静岡市山岳連盟は「この時期はいったん天気が崩れると冬山に逆戻りする」と警戒を促し、「気象条件の変化に対応できるような装備が必要」と呼び掛けている。

静岡新聞社

最終更新:4/21(金) 7:48

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS