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コンセプトは「原点回帰」 下田東急ホテル、改装開業

伊豆新聞 4/21(金) 13:51配信

 下田市五丁目の下田東急ホテルが21日、約7カ月の全館改装工事を終え、リニューアルオープンする。約25億円を投入し、1962年の開業以来初の大規模改修となった。オープンを前に20日、市内外の政治・経済関係者ら約100人を迎えレセプションが行われた。

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 改装のコンセプトは格式の伝承を軸とした「原点回帰」。客室とレストランを改装するとともに、ガーデンのヤシの木など樹木をせん定した。

 客室は高層階5、6階のツインルームをオーシャンビューとバルコニー付きの2タイプのスーペリアルームにランクアップした。風光明媚(めいび)な景色と調和したインテリアを取り入れ、リゾート感を演出するとともに、寝具、アメニティ、リネン類を一新し、快適性を向上させた。

 ハイグレード客室は、従来のスイート、ジュニアスイート、デラックスに加え、新たに「ビューバス付きジュニアスイート」(86平方メートル)を1室開設した。客室数は3室減の112室となった。

 レストランは、従来のフレンチレストランと和食レストランを一つにした「マ・シェール・メール 番所」が誕生。ディナーは、洋食コースの中に伝統的な和食を取り入れた和洋折衷コース「下田キュイジーヌ」を提供する。朝食ブッフェにも力を入れ、約100種類のメニューを取りそろえる。

 レセプションで東急電鉄の野本弘文社長は「オリーブ栽培やケーブルテレビによる伊豆地方の紹介など、グループ全体で伊豆活性化に取り組んでいる。7月からは観光列車『ザ・ロイヤル・エクスプレス』を運行。また、2020年までに三島駅前にホテルを開業する。点から線、線から面へと今後もグループを挙げ伊豆の活性化に取り組んでいく」とあいさつした。

 同ホテルは1962年、東急ホテルズの5番目のホテルとして開業。本格的な海のリゾートホテルとして、鍋田湾に面した海抜56メートルの高台に建設された。70年には昭和天皇・香淳皇后が宿泊。作家の三島由紀夫が1964年から7年間、夏期に定宿とした。

 【写説】リニューアルオープンを前にレセプションに集まった招待者=下田東急ホテル

最終更新:4/21(金) 13:51

伊豆新聞