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スズキ、市村産業賞「貢献賞」 樹脂材料開発など評価

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 4/21(金) 8:00配信

 スズキが自動車の内装部品に活用している技術「高外観樹脂材料の開発と無塗装材着部品への適用」が、財団法人新技術開発財団の第49回市村産業賞の貢献賞に選出された。光沢感のある外観、光や熱、衝撃に対する耐久性などを併せ持つ樹脂材料を開発した上、樹脂材料を無塗装で着色する材着技術を駆使して、自動車では世界で初めて実用化につなげた点が評価された。

 開発した透明な樹脂材料を溶かし、着色剤を加えて材着することで、高外観の内装樹脂部品を無塗装で仕上げられるようになり、コスト削減、環境負荷の抑制につなげた。さらに、黒系が中心だった内装のインパネ回りに、オレンジや白など多彩な色を導入できるようになり、加飾の幅を広げた。

 この技術は現在、ハスラーやアルトラパンのインパネガーニッシュ、スイフトやワゴンRのオーディオガーニッシュなどに採用されている。

 20日は技術開発に携わった環境・材料・生産技術開発部の深見優之助さん(37)、四輪内装設計部の野末将之さん(36)、四輪ボディー設計部の福田智子さん(31)が浜松市中区の浜松商工会議所会館を訪れ、受賞技術について説明した。野末さんは「多くの部署が協力して開発した。『チームスズキ』を評価されてうれしい」と話した。

 リコー創業者の故・市村清氏が発案した市村産業賞は優れた技術を開発し、産業分野の発展に貢献した技術開発者を顕彰する制度。同社が受賞するのは4度目。今回は同社を含めて全国8社が受賞した。

静岡新聞社

最終更新:4/21(金) 8:00

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS