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亀岡暴走事故から5年「ペースメーカー車」で事故を防げ

関西テレビ 4/21(金) 22:09配信

京都府亀岡市で、
集団登校中の小学生の列に
無免許の少年が運転する車が突っ込み、
3人が死亡した事故からまもなく5年を迎えます。

事故を受け、亀岡市では、新たな取り組みが始まっています。

スピードを出し過ぎてしまう車を減らすために、
このように1台スピードを抑えた車を走らせて、
全体のペースをコントロールしようという取り組みです。

この「ペースメーカー車」。
事故を減らすことができるのでしょうか。

【登校する小学生たち】
「おはようございま~す」

児童が通学するこの道路で
あの痛ましい暴走事故が起きました。

5年前の4月23日、京都府亀岡市で、
無免許で運転した少年の車が、
集団登校中の列に突っ込む事故が発生。

小学2年の小谷真緒ちゃん、
小学3年の横山奈緒ちゃん、
娘に付き添っていた妊婦の松村幸姫さんの3人が死亡、
7人が重軽傷を負いました。

【街頭で啓発活動】
「交通事故ゼロを目指す日でございます」

事故からまもなく5年。

遺族らが21日、駅前や小学校周辺で、
交通安全を呼びかけました。

その亀岡市が暴走事故を機に目をつけたのが、
現在、市の公用車など4台で運用している
「ペースメーカー車」の普及です。

【亀岡市自治防災課・牧野光隆副課長】
「大きな費用もかかりませんし、
継続して啓発活動に努めていきたい」

このペースメーカー車は、
法定速度をキープすることで、後ろを走る車の速度を制限。

ドライバーによるスピードの出し過ぎを防ぎます。

岡山県では、運送会社などの民間企業と協力し、
約1万4000台の「ペースメーカー車」を
すでに運用していて、安全運転の輪は全国に広がっています。

亀岡市でも秋以降、
市民や民間企業を巻き込んだ
「ペースメーカー車」の運用を目指します。

【事故で娘を亡くした中江美則さん】
「ボランティアの人たちに参加してもらって
それを広めてもらうことがいいと思います。
僕も率先してそういう場面を自分らの力で作っていきたい。
広めることが大事やし。
ハンドルを持った責任というのは高まるんちゃうかな。
抑止力になるんちゃうかなと思います」

【坂元龍斗キャスターリポート】
事故があった現場は、国道の抜け道になっていました。

事故を受けて、車道には青い線が引かれています。

ドライバーから見ると道幅が狭く見えて
減速をさせる効果があるといわれています。

また、このようにポールが建てられています。
車道の幅を狭くして、
2台同時にすれ違いができないようにしています。

一方で、事故の時はそうだったが、
朝の通学の時間はこの場所は一方通行になります。
近所の人によると、
かなりのスピードを出して通る人もいるといいます。

道幅を広げたり、
ガードレールを設置するのは費用がかかる側面があり、
難しいのです。

そういった流れの中で出てきたのがペースメーカー車でした。

最終更新:4/22(土) 1:27

関西テレビ