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阪神・高山、代打で意地のタイムリー!今季初のスタメン落ち

サンケイスポーツ 4/21(金) 7:00配信

 (セ・リーグ、中日5-2阪神、3回戦、中日2勝1敗、20日、ナゴヤD)見返すなら、1打席しかなかった。快音を響かせ、快足を飛ばして二塁へ滑り込む。劣勢をベンチから見つめるしかなかった悔しさを全身にみなぎらせ、高山が反撃の一打だ。左投手が先発のため今季初めてのスタメン落ちした背番号「9」が、左腕岩瀬から意地の代打タイムリーを放った。

 いい形で打てたか、という問いかけに「ハイ」とだけ答えてバスへと乗り込んだ。先発出場してチームを勝たせられなかった、自身への不満が沸々とこみ上げていた。

 中日が先発左腕を並べてきた今カード、虎が誇る昨季新人王は、左投手から1安打しか打っていなかった。この日もエース左腕の大野とあって、金本監督が決断。

 「今、状態もよくないし。中谷の方が期待できたという判断だから」と、今季16試合目で初めてスタメンから外された。1つ年上で右打ちの中谷が「6番・左翼」に入っていた。

 出番は1-3と逆転されて迎えた八回二死一、二塁でようやく巡ってきた。「代打・高山」のコールに場内が沸くと同時に、中日側も右の三ツ間から42歳の大ベテラン左腕の岩瀬にスイッチしたが、ここは将も高山に託した。1ボールからの2球目。甘く入ったスライダーを逆らわずに振り抜き、痛烈に左中間へ運んだ。

 この時点では1点差に詰め寄った適時二塁打に、金本監督も「意地? もちろんそういう気持ちがないと、これから進化はないと思うし。きょうなんかはきれいに打ったけど悔しいと思うし。その悔しさを、どうやっていい意味で悔しいのを持ったまま、次に生かすか。もう、結果を出すしかないんだから」と厳しい口調で奮起を促した。中谷も2安打している。打ち続けるしか、イスを奪い返す道はない。

 「全試合スタメンで出たい。そこを大前提として、打率3割20本塁打というのを目標にしたい」

 2年目を迎えるにあたり、こう力強く語っていた前提は、いきなり崩れた。片岡打撃コーチも「スライダーを、狙っていたところをしっかりと捉えてくれた。これから左投手も打っていかないといけない選手だから」と、さらに見返してくれることを期待している。

 うつむいてなどいないことを、いきなり一振りで示した。虎を勝たせなくてはならない男が、投手の右左でつまずいていられない。

最終更新:4/21(金) 7:00

サンケイスポーツ

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