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<イラン大統領選>6人の争いに 前大統領は認められず

毎日新聞 4/21(金) 10:40配信

 【カイロ篠田航一】イラン内務省は20日夜、大統領選立候補者の資格審査を進めていた「護憲評議会」が登録者1636人のうち6人の立候補を認めたと発表した。ファルス通信によると、再選を目指す現職の保守穏健派ロウハニ大統領、最高指導者ハメネイ師に近い保守強硬派ライシ前検事総長の2人の立候補は認められたが、返り咲きを狙うアフマディネジャド前大統領は認められなかった。この結果、5月19日の投票に向けた選挙戦はロウハニ大統領とライシ師の対決となる構図がほぼ固まった。

 ハメネイ師の影響下にある護憲評議会が認めた6人はこの2人のほか、2013年の前回大統領選で次点だった保守強硬派のガリバフ・テヘラン市長▽ロウハニ大統領に近い保守穏健派のジャハンギリ第1副大統領▽ミルザリム元大統領顧問▽ハシェミタバ元副大統領--の4人。

 アフマディネジャド前大統領は在任期間(05~13年)に病院や学校建設といった公共事業を進め、現在も貧困層に根強い人気があるが、一方で対米関係を極度に悪化させた。ハメネイ師は出馬を断念するよう促したが、前大統領はこれを無視して届け出ていた。

 今回の選挙戦は、15年に欧米などとの間で核開発を制限する核合意を実現し、対外融和姿勢に踏み出したロウハニ大統領の優位が伝えられている。だがトランプ米政権はイランによるシリアのアサド政権支援やミサイル開発などを問題視し、今月に入り核合意の見直しに言及。こうした中、反米意識の強い強硬派が勢いづく可能性もある。

 イランではイスラム教シーア派聖職者の最高指導者(現在はハメネイ師)が国防や外交など国政全般に広範な最終決定権を持ち、大統領はその下で行政府の長として機能する。大統領の任期は4年で、連続3選は禁止されている。

最終更新:4/21(金) 10:40

毎日新聞