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秋篠宮夫妻、舞鶴引揚記念館を初訪問 京都、抑留体験者と懇談

京都新聞 4/21(金) 22:56配信

 秋篠宮ご夫妻が21日、所蔵するシベリア抑留と引き揚げ関連資料が国連教育科学文化機関(ユネスコ)「世界の記憶」(世界記憶遺産)に登録された舞鶴引揚記念館(京都府舞鶴市)を初めて訪問された。シラカバの皮に家族への思いなどを和歌で記した「白樺日誌」などを見学し、引き揚げ体験者3人と懇談した。
 ご夫妻は2014年の京都府北部での海フェスタに出席した際、市内で引き揚げに関する展示を見学。関心を持ち、今年に入って訪問が決まった。
 館内では、約3年間の抑留体験がある同市の安田重晴さん(95)から、電気や水道がない上、氷点下30度になった収容所の生活の説明を受けた。8歳の時に旧満州から引き揚げた同市の樟(たぶのき)康さん(78)からは引き揚げ船で幼い女の子を水葬した出来事の話を聞いた。
 語り部として抑留体験を伝えている綾部市の原田二郎さん(92)も交え懇談し、引き揚げを題材にした紙芝居を見て、引き揚げ者が使っていた手袋をはめたという。原田さんは「歴史をよく知っておられた。お元気でねと声を掛けていただいた」と話した。
 ご夫妻は1994年に復元された引揚桟橋も訪れ、招霊の碑の前で黙礼し、語り部の鐘を鳴らした。

最終更新:4/21(金) 22:56

京都新聞