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<安保理>北朝鮮非難の報道声明 核実験停止求める

毎日新聞 4/21(金) 11:39配信

 【ワシントン國枝すみれ】国連安全保障理事会は20日、北朝鮮が16日に実施したミサイル発射を非難し、核実験をしないよう求める報道声明を発表した。声明はロシアの要求を受け入れ、米国作成の当初案にはなかった「対話による解決への努力を歓迎する」との一文が追加された。

 報道声明は、北朝鮮のミサイル発射を強く非難するとともに、「核実験をこれ以上しないよう要求する」と述べ、北朝鮮による6回目の核実験実施の動きに対し、明確に中止を求めた。

 また、北朝鮮がミサイル発射や核実験に踏み切った場合には「制裁を含むさらなる重大な措置を取る」と警告し、追加措置が含まれることも明記した。さらに北朝鮮の安保理に対する挑発的な姿勢に対し、「最大限の懸念を表明」と強い表現で非難した。

 報道声明は決議や議長声明より弱いが、安保理理事国の15カ国すべての承認が必要だ。米国のヘイリー国連大使は20日、報道声明は、安保理理事国すべてが「北朝鮮の核実験やミサイル発射を望んでいない」と結束を強調。「制裁やその他の行動の考慮が必要ならばそうする」と改めて北朝鮮をけん制した。

 報道声明を巡っては、ロシアが「対話による」解決を求める部分が削除されたことなどを理由として反対し合意できずにいた。米国が安保理結束を優先するため、ロシアに妥協した格好となった。北朝鮮に影響力を持つ中国は当初案から同意していた。

最終更新:4/21(金) 13:13

毎日新聞