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ドルトムントのバス爆破、容疑者拘束 株価操作が狙いか

朝日新聞デジタル 4/21(金) 14:34配信

 ドイツのサッカー1部リーグ、ドルトムントのチームバスが標的になった爆発事件で、捜査当局は21日、ロシア系ドイツ人の男(28)を殺人未遂などの容疑で拘束したと発表した。男は、ドルトムントの運営会社の株価が下がるともうかる金融商品を買っており、株価下落を狙った犯行とみられる。

 事件は今月11日、選手をのせたバスがドルトムント市内のホテルから試合会場に向かう途中で起きた。ホテルの通路から公道に出る付近で3個の爆発物がほぼ同時に爆発し、選手1人を含む2人が負傷した。

 捜査当局によると、容疑者はドイツとロシアの二重国籍を持つ男で、南西部のチュービンゲンで拘束された。事件当日、ドルトムントの運営会社株のオプションを購入。株価が下がれば、その分利益が出る仕組みだった。ホテルの最上階の部屋に宿泊しており、遠隔操作で起爆したとみられている。オプションの購入は、ホテルからネット経由で行ったとみられる。

 地元メディアによると、男は取引で、最大390万ユーロ(約4億7千万円)の利益を手にする可能性があったという。

 事件後、現場近くでは過激派組織「イスラム国」(IS)の犯行を思わせる犯行声明が見つかった。当局は、男が捜査を攪乱(かくらん)させる目的で残したものとみて、調べている。

 バスには、ドルトムントに所属する日本代表のMF香川真司選手も乗っていたが、けがはなく無事だった。(ベルリン=高野弦)

朝日新聞社

最終更新:4/21(金) 22:19

朝日新聞デジタル