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那須雪崩8人死亡 進む雪解け…捜索急ぐ 県警、金属探知機も使用 栃木

産経新聞 4/21(金) 7:55配信

 那須町で登山講習中、8人が死亡した雪崩事故で20日、県警の特別捜査班が遺留品を捜索した現場は雪解けが進んでいた。事故から3週間以上たち、雪崩が起きた現場周辺は雪が残っているものの、スキー場のゲレンデは雪解けが進み、事故当時から様変わりしている。

 県警によると、この日は午前8時20分ごろ、那須町湯本の那須ファミリースキー場第1ゲレンデから登山装備の警察官11人、那須山岳救助隊2人が雪崩のあった斜面に向かって登り始めた。金属探知機を手にした警察官もいた。

 生徒らの荷物など事故の遺留品が残っていないか、見落としがなかったか確認するための捜索で、これ以上雪解けが進むと、雪の下のクマザサに遺留品が埋もれてしまう可能性があるという。捜索は午後0時20分ごろまで約4時間続けられた。

 那須山岳救助隊は警察官の安全確保、登山指導のため同行。雪が解け、ササの葉などが地面を覆い、場所によっては滑りやすくなるという。

 下山後、救助隊の高根沢修二副隊長(67)は「(現場近くは)雪が残っているので歩きやすかった。これから雪が解けると、ネマガリダケが浮いてくるので歩きづらくなる」と現在の状況を説明。現場は深さ1メートルほどの積雪が残っているという。

 生徒が発見された場所などを中心に捜索し、見つかったのは手袋などの小物だった。事故の被害者と関わるものなど捜査に必要な場合は押収し、持ち主が分かれば返還するという。

最終更新:4/21(金) 7:55

産経新聞