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世界最古のスッポン化石を発見 大きさは現在とほぼ同じ

朝日新聞デジタル 4/21(金) 16:47配信

 福井県立恐竜博物館は20日、同県勝山市北谷町の白亜紀前期(約1億2千万年前)の地層から見つかった化石が、世界最古のスッポンの化石だと確認された、と発表した。現代のスッポンとほぼ同じ大きさで、白亜紀前期からほとんど姿を変えていないことも判明したという。

 発表によると、化石は全長約40センチ、甲羅の長さ約20センチ(推定)。1989~2010年の県による発掘調査でこの地層から甲羅などの化石数十点が見つかった。その後の調査で腹甲(おなか側の甲羅)の面積が著しく退縮するなど骨格にスッポン科特有の特徴が認められたという。

 これまで最古だとされていたスッポンの化石が見つかった中国の地層は約1億1千万年前のものだったが、今回の地層はこれを約1千万年さかのぼる。これらの化石から同館は「スッポン科の起源が白亜紀前期の東アジアで、そこから中央アジアや北アメリカへと広がったと示された」と指摘している。

 成果は米国の古脊椎(せきつい)動物学会の学術誌オンライン版に掲載。博物館は5月7日まで、館内の特別展示室で実物化石を展示する。(影山遼)

朝日新聞社

最終更新:4/21(金) 16:47

朝日新聞デジタル