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<全国菓子博>福島の逸品 復興PR 初日は1万1600人

毎日新聞 4/21(金) 22:21配信

 日本最大級の菓子の祭典「第27回全国菓子大博覧会・三重」(お伊勢さん菓子博2017)が21日、三重県伊勢市の県営サンアリーナを主会場に開幕し、初日は1万1600人が訪れた。会場には、東日本大震災からの復興を目指す福島県の菓子業者も姿を見せ、地元の銘菓をアピールした。

 福島県内の菓子店の社長5人が、それぞれの看板菓子をイメージさせる衣装で特設ステージに上がり、来客に菓子を振る舞った。1960年創業の「ダイオー」(福島市)の佐藤卓宏さん(34)は桃色の衣装をまとい、福島特産の桃と米粉を使った「わらじ黒糖桃まんじゅう」をPRした。

 震災に伴う東京電力福島第1原発事故で、県産農産物を風評被害が直撃した11年度は、店の売り上げが半減した。「福島の食べ物が安心でおいしいことを分かってもらいたい」。そんな思いで12年に考案したのが、この逸品だった。

 桃を使った爽やかな香りのあんを黒糖の皮で包んだ。手にとってもらうため、震災前はほとんど行かなかった大都市圏での催しにも精力的に出展した。じわりと評判を広め、店の売り上げは震災前を上回った。

 菓子博会場には別の自社商品を並べる。「震災後、さまざまな面で全国から支援を受けた。この場を借りて福島の元気を伝えたい」との思いもあって参加した。

 菓子博は5月14日まで。入場料は、大人2000円▽閉幕時65歳以上1600円▽中高生1400円▽小学生800円。【井口慎太郎】

最終更新:4/21(金) 23:01

毎日新聞