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現金強奪と7億円所持「明確な接点ない」 捜査幹部

朝日新聞デジタル 4/21(金) 23:01配信

 福岡市中央区の駐車場で20日昼、3億8400万円が奪われた強盗致傷事件で、被害に遭った東京都の男性(29)は貴金属関連会社に勤めており、金塊の取引のために現金を引き出したと話していることが捜査関係者への取材でわかった。福岡県警は、何者かがこうした情報や現金の動きを把握し、計画的に襲撃したとの見方を強めている。

【写真】現場の地図

 捜査関係者などによると、男性は18日に福岡を訪ね、事件当日に現場近くの銀行で3億8400万円を引き出した。県警に「金塊を買うためだった」と話しているという。

 事前に引き出しの連絡を受けていた銀行側は、現金を確保するために日本銀行から紙幣を調達した。男性は事件以前にも福岡で現金を引き出し、同様の取引をしたことがあったという。

 男性は現金を大型のスーツケースに入れ、約100メートル南にある駐車場のレンタカーに戻った直後に男2人に襲われ、ケースごと奪われた。男らが逃走に使った白いワゴン車も同じ駐車場内に止められており、待ち伏せしていたと県警はみる。

 一方、県警は21日、7億円超の現金を海外へ持ち出そうとした関税法違反(無許可輸出予備など)容疑で韓国籍の男4人を逮捕。県警は認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、4人は強奪事件への関与を否定しているという。

 強奪現場で目撃された男2人と、逮捕された男らは身体的な特徴が合わないといい、捜査幹部は「現時点で両事件に明確な接点はみられない」としている。

 生活経済課によると、4人は福岡空港国際線ターミナル(福岡市博多区)で20日午後6時から同11時すぎまでの間に、計約7億3500万円の現金を所持していたのに申告せず、無許可で香港国際空港へ出国しようと準備した疑いがある。

朝日新聞社

最終更新:4/22(土) 0:00

朝日新聞デジタル