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阪神、弱竜にまさか連敗…金本監督が上本に喝「もっと攻めろ!」

サンケイスポーツ 4/21(金) 5:00配信

 (セ・リーグ、中日5-2阪神、3回戦、中日2勝1敗、20日、ナゴヤD)なんでもっと攻めんのや! 阪神は七回に逆転され、最下位だった中日にまさかの連敗。金本知憲監督(49)は守備でミスをひきずった上本博紀内野手(30)に喝を入れた。すべてのうっぷんを21日からの巨人3連戦(東京D)にぶつける!!

 ゴロが一、二塁間に転がった。1-1の七回二死満塁。D2位・京田陽太内野手(日大)の打球に対して、二塁手の上本はまわり込むように追った。グラブをかすめた打球が右前へ抜けていった。2点の勝ち越しを許した。打ち取った打球が続けて安打となり、暗転。2戦連続の逆転負けを喫した金本監督は厳しく言い放った。

 「ま、守りでしょう。桑原も打たれてないし。その前のプレーがあって、やっぱり消極的になったんだと思うんだけど。脚力もあるんだし、上本は。ちょっと引きずったようなプレーにみえたけど、あそこは、どんどん攻めていかないと」

 指揮官が指摘したのは、直前の一、二塁からの代打井領の投手強襲安打。二塁ベース右へ転がったゴロを上本が捕球したが、二塁送球が頭にあったのか、一瞬握り直してから一塁に送球したため、セーフとなった。気落ちしたのか、続いて飛んできた京田の打球も捕れなかった。追いついていれば、俊足京田が一塁セーフになっても、二走・松井雅の生還は防げたはず…。上本は無言を貫き、早足で帰りのバスへと乗り込んだ。

 虎を戦う集団に変える金本監督が最も大事にしているのがメンタル力だ。勝負は力と力のぶつかり合い。少しでも腰を引いてしまうと、そこにつけこまれるのがプロの世界である。ゴロに向かって、一直線にいく。飛び込む。グラブに当てたのであれば、こぼさない。打撃では追い込まれても粘り腰をみせる。指揮官は「当たって砕けろじゃないが、怖がるな」と口を酸っぱくしていう。まだ成長途上のチームであることは百も承知している。がむしゃらに攻めた上での失敗は責めないが、球際の弱さを露呈して敗れることは看過できない。

 八回には二死一塁から登板したマテオが、わずか1球で眠っていたビシエドに今季1号2ランを献上した。打撃の状態が悪く、先発が左腕大野のため、高山を今季初めてスタメンから外した打線は序盤、拙攻の嵐。開幕から最下位を走っていた中日にカード負け越しという屈辱を味わった。

 21日、チームは名古屋から東京に移動し、敵地で巨人3連戦に挑む。22日の2戦目には神戸から坂井信也オーナー(69)が観戦することも判明。総帥自らがペナント序盤戦からビジターに駆けつけるのは異例だ。

 金本監督は「切り替えるか」という問いに「もちろん」と力を込めて、会見を終えた。首位・広島も敗れたため、2・5ゲーム差は変わらずというのが、せめてもの救い。どんな場面になっても、攻めてみせる。ナゴヤのうっぷんをすべて伝統の一戦ではらす。

最終更新:4/21(金) 5:00

サンケイスポーツ

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