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<福岡強奪事件>韓国人の男ら、関与を否定 被害男性が証言した犯人の特徴とも異なる

西日本新聞 4/21(金) 6:25配信

 20日午後0時25分ごろ、福岡市中央区天神1丁目の駐車場で、東京都足立区の会社員男性(29)が男らに催涙スプレーのようなものを顔に吹き付けられ、銀行から引き出したばかりの現金約3億8400万円を奪われた。被害男性の説明では男は3人組とみられ、白いワンボックスカーで逃走した。福岡県警によると、被害男性は「金塊を買い付ける予定だった」と説明。県警は、現金を引き出すタイミングを狙った計画的犯行とみて、強盗致傷事件として、155人態勢の捜査本部を設置した。警察庁によると戦後の現金強奪事件の被害額としては4番目の多さ。

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 一方、県警は同日夜、福岡空港国際線ターミナルで数億円を所持した韓国人の男ら4人を発見。出国しようとしていたが、現金を持ち出すための必要な手続きをしていなかった。任意の事情聴取に「知人から頼まれて現金を預かった」との趣旨の話をしており、関与を否定しているという。

被害男性は都内の貴金属店に勤務

 捜査関係者によると、被害男性は都内の貴金属店に勤務。19日もほぼ同額の現金を引き出して取引をしていた。空港の男らは被害男性が証言した犯人の特徴と異なる上、持っていた金額も数億円多く、ケースも違うといい、事件との関連を慎重に捜査している。

 県警によると、被害男性は「みずほ銀行福岡支店」で現金を引き出した後、約50メートル離れた駐車場へ行き、現金が入った黒のスーツケースを車の後部座席に積み込もうとしたところ、背後からいきなり催涙スプレーをかけられて襲われた。男性は顔に軽いけが。

昨年7月にも6億円相当の金塊が盗まれる事件

 男らは奪ったスーツケースを駐車場に止めていたワンボックスカーに積み込むと、出入り口のバーをへし折って逃走。周辺の複数の防犯カメラには、信号無視をしながら猛スピードで走るワンボックスカーが写っていた。

 被害男性は出張で18日から福岡市に来ており、銀行には事前に現金を引き出すことを伝えていたという。

 襲った男のうち1人は30~40代で身長175センチくらい。細身で灰色の作業服の上下に、白いマスクを着用。もう1人は身長170~175センチで、がっちりした体格。黒っぽい服の上下に白いマスクをしていた。もう1人について、被害男性は「覚えていない」と話しているという。

 福岡市では昨年7月、JR博多駅付近で、貴金属買い取り店に運搬中の6億円相当の金塊が盗まれる事件が起きている。

 現場は、九州最大の繁華街・天神地区の一角。オフィスビルや商業施設が立ち並び、近くには福岡中央署や市役所がある。

=2017/04/21付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:4/21(金) 11:50

西日本新聞