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「“視聴者“を“ユーザー“に」テレビ×ネットが生み出すTVCMの新しい価値と可能性

4/21(金) 15:22配信

SENSORS

SENSORS IGNITION 2017 トークセッション「テレビ×ネットで生み出すTVCMの新しい価値」。西村真里子(SENSORS.jp 編集長)がモデレーターを務めた本セッションには、吉澤健吾氏(HAROiD inc.)が登壇。「視聴者をユーザーに」というコンセプトを掲げるHAROiDが手がけてきた事例を辿りながら、視聴者参加型のTVCMが生み出している価値や効果、今後の可能性を探る。

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■視聴者がリアルタイムに参加できるインタラクティブなTVCMとは?

西村:一つ前のセッションでも新しいテレビのフォーマットやそれをビジネスに変えるといったお話がありました。吉澤さんはHAROiDにおいて、TVCMにインタラクティブ性を持たせ、付加価値を与えるチャレンジに取り組まれています。本日は実際に行ってきた事例も含めて、お話をお聞かせください。

吉澤:まず初めに紹介したいのが、弊社が今年の1月に実施したキリンビールさんの「のどごし〈生〉」のCMです。CMのO.A中に、視聴者は特設サイトから「参加ボタン」を押すとCMに参加できます。東日本と西日本の陣営に分かれ、視聴者が画面をスワイプした分だけそれぞれのグラスにビールが注がれていきます。結果は、東日本の勝利でした。

西村:CMの尺のなかで、何秒間で視聴者が競えるようになっていたんですか?

吉澤:全体が60秒ほどで、ゲームが始まってから競うのが後半の30秒くらいですね。

西村:CMがパッケージになっているのではなく、CMに視聴者がリアルタイムで参加できる。しかもその評価が出るのはすごいですね。

吉澤:東につくか、西につくか、もしも視聴者の全員が西を選んだら、東には一滴も注がれない!なんてこともあり得ますね。

西村:CMが始まる前から、「こういうことをやるよ」といった告知は行うんですか?

吉澤:デジタルメディアでの告知は行いましたが、やはり普段通り番組を見ていたら偶発的にCMに出会う視聴者が圧倒的に多いです。なので、前半の30秒を使ってCMの説明を行い、スマートフォンから特設サイトへ来てもらうことを丁寧に説明しました。

西村:テレビを見ている人のほとんどはスマホを片手に持っていると思いますので、「のどごしうまい」と入力して、そのまま参加できるのは良いですね。

吉澤:この企画は全国ネットのゴールデンタイムで2回O.Aしました。1回目の最後に「来週もやるよ」と告知していたこともあってか、2回目のO.A時はソーシャル上で「KIRINのCMまだかな」とつぶやき、待ってくれている人もいました。

西村:番組本編はもちろんのこと、CMも楽しめるということですね。

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最終更新:4/21(金) 15:22
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