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釜石・津波避難訴訟 遺族の訴えを棄却/岩手・盛岡地裁

IBC岩手放送 4/21(金) 13:33配信

 東日本大震災の津波で、本来の避難場所ではない施設に避難して死亡したのは、釜石市が正しい避難場所の周知を怠ったため、などとして、遺族が釜石市に損害賠償を求めた裁判で、盛岡地方裁判所は21日、遺族の訴えを退ける判決を言い渡しました。

 震災発生時、岩手県釜石市の鵜住居地区防災センターには196人が避難し、うち162人が死亡・行方不明になったと推計されています。
 このうち亡くなった2人の女性の遺族が釜石市に、それぞれ9000万円あまりの損害賠償を求めていました。
 裁判で遺族側は「防災センターで避難訓練が行われるなど、住民はセンターが本来の避難場所と信じた」と主張していました。
 
 判決で盛岡地裁の小川理津子裁判長は「市は正しい避難場所を広報しており、訓練を行ったことで住民に誤解を与えたとは言えない」などと判断。小川裁判長の転任で代読した中村恭裁判長が、遺族側の訴えを退ける判決を言い渡しました。

最終更新:4/21(金) 19:48

IBC岩手放送