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話題性より大事なのは狂気的な熱量...宇多丸が語る「タマフル」の10年

BuzzFeed Japan 4/21(金) 19:00配信

「編集長」へと変わった番組での立ち位置

--番組開始当初は宇多丸さんの引き出しでやっていて、途中でアドバイザーとして妹尾さん(匡夫、構成作家)が入られて「サタデーナイト・ラボ」、映画評論コーナーの「ザ・シネマハスラー」(現・ムービーウォッチメン)ができて、ラジオとしての体裁ができました。

そうそう。その前は毎週、コーナーとかフォーマットを決めずにやるという馬鹿なことをしていて。最初の一年のことはいまいち記憶にないくらい。どうやって毎週やってたんだろうとすら思う。

--「サタデーナイト・ラボ」についても最初は宇多丸さんのお知り合いを呼んでいたのが、構成作家の古川耕さんの提案だったり、自分以外のものを取り入れていきました。今は読者の投稿コーナーをやっていて、どんどん自分以外に広がっていっている。

そうですね。ゲストも、ここで初対面という方もたまにあるし、そういうこともできるようにはなってきたかな。例えるならば、前は自分一人でほぼ丸々一冊記事を書いていたけど、今は編集長、みたいな。企画会議をやって、いろいろな企画がある中で、これは面白いからやろうとか、取捨選択をしていく責任者、みたいな感じ。あと、これだけ番組を続けていると売り込みもあるし、すでに出た人は番組の色がわかっているので、次はこういうふうなことがしたいとか、提案をいただくことも多い。

企画ストックは相当あるし、会議でバカな話をしている中でもどんどんアイデアは出てくる。「疎遠になった友達=元トモ特集」とか、「3月は本当に春なのか? 国民決戦投票!」とかは、そういう中から出てきた企画ですね。とにかく、クソ回と言われるのを恐れずにやるのが大事(笑)。

--タマフルに出たいという人も多いと思うのですが、どうすればいいんでしょうか。

やっぱり、一個でいいから狂気じみた熱量をもって、伝えたい何かがあることじゃないですか。伝えたいという気持ちがあればいい。逆に、いくら知識があっても、伝えたい熱が薄い人は、うちの番組には合わないかもしれない。熱を持つ対象はなんだっていいんですけど。

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最終更新:4/21(金) 19:00

BuzzFeed Japan