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JR貨物、名古屋―福岡ターミナルで福山通運専用を増便

ニュースイッチ 4/21(金) 9:02配信

モーダルシフト支援、宅配便需要の拡大で

 JR貨物は5月から福山通運の専用列車を、名古屋貨物ターミナル(名古屋市中川区)―福岡貨物ターミナル(福岡市東区)間に新設する。専用列車は福山通運が全車両をチャーターするもので、2013年から「福山レールエクスプレス号」として、東京―大阪間、東京―福山間の2路線を、それぞれ1日1往復運行している。福山通運は専用列車を増便し、幹線輸送をトラックから鉄道に切り替える「モーダルシフト」を進めることで、深刻なトラックドライバーの不足に対応する。

 福山通運は新たに、東海地区から九州地区への幹線輸送を鉄道に切り替える。インターネット通信販売の普及が拡大し、宅配便の需要が増える一方、トラックドライバー不足が深刻化しており、モーダルシフトを拡充する。

 同社は13年から、JR貨物の東京貨物ターミナル(東京都品川区)―吹田貨物ターミナル(大阪府吹田市)間の運行をはじめた。15年からは東京貨物ターミナル―岡山貨物ターミナル(岡山市北区)―東福山(広島県福山市)間を開設するなど、鉄道輸送へ転換してきた。

 JR貨物は専用列車の設定を強化しており、3月からトヨタ自動車の専用列車「トヨタ・ロングパス・エクスプレス」を増便。トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)の岩手工場(岩手県金ケ崎町)で、スポーツ多目的車(SUV)「C―HR」の生産が始まったことを受け、笠寺(名古屋市南区)―盛岡貨物ターミナル(盛岡市)間で自動車部品を輸送している。

 宅配便の専用列車としては、佐川急便が04年から東京貨物ターミナル―安治川口(大阪市此花区)間で1日1往復運行している。JR貨物は人手不足と荷物の需要拡大を背景に、宅配便事業者のモーダルシフトが加速するとみて、専用列車の増便を目指す。

最終更新:4/21(金) 9:02

ニュースイッチ