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ユナイテッド航空“引きずり降ろし”事件、最新情報。批判の矛先はメディア報道に。

ホウドウキョク 4/21(金) 20:00配信

批判の矛先がメディアへ

米国ユナイテッド航空がオーバーブッキングで乗客を強制的に引きずりおろした事件は世界中に拡散され、当然ユナイテッド航空に対して大きな批判が湧き上がった。

大炎上!ツイッター画像を見る

ユナイテッド航空のボイコットを呼びかける声はアメリカ国内だけでなく被害にあった医師のダオさんがベトナム系だったこともあり、中国やベトナムでも巻き起こっている。

ユナイテッド航空が批判されるのは当然だが、この騒動の裏でメディアも大きな批判を浴びている。それは、なぜか?

ダオ医師のプライバシーまで赤裸々に

まず批判の対象なったのは、被害者ダオ医師が暮らすケンタッキー州の地元紙「クーリアー・ジャーナル」だ。

この地元紙はユナイテッドのニュースを受けてただちに被害者ダオさんについての周辺取材を行い「引きずり降ろされたダオさんは、こんな人」という記事にした。

ところがこれが大炎上! なぜなら、被害者であるのダオ医師のプライバシーにかかわることも赤裸々に描かれていたからだ。例えばダオさんの「前科」や「性的指向」についても触れていた。

しかも、記事を掲載する際に地元紙はツイッターに以下【上記リンク参照】のようにつぶやいてしまったのだ。

こうした、メディアが被害者の「人となり」を取材する行為自体は無いわけでは無いのだが、今回はその内容が人権に関わると大騒動になった。ところが、地元紙の記事を追いかけるようにイギリスの新聞「テレグラフ」は、2003年の出来事として、被害者ダオ医師のプライバシーにかかわる、更に過激な内容の暴露記事を掲載。これを受けて世界中のメディアでスクープ合戦になった。

ついには「ダオ医師の過去について調べている」とツイートした記者が「殺害予告」を受ける騒動にも発展した。

ネット上では、これら被害者のプライバシーに関する報道に対して批判する記事もありユナイテッド航空をよそにメディア同士が中傷合戦を繰り広げている…と、いう変な構図になってしまっている。

一方、メディア以外の一般的な世論としては「重要なのはダオ医師が飛行機で自宅に帰ろうとしただけなのに病院送りになったという事実で彼が過去に何をしたのかは何も関係ない…」という冷静な意見が大半。

ちなみにダオさんは1970年代にベトナムで医師免許を取得しアメリカに移住。妻も、また5人の子どものうちの4人も医師で、引きずり出された際に負った怪我で、しばらく入院していたということだ。

最終更新:4/21(金) 20:00

ホウドウキョク