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【フォーミュラE】ローマ市が世界遺産コロッセオ周辺でのレース開催を承認。来年には実現の可能性も?

4/21(金) 17:27配信

motorsport.com 日本版

 イタリア首都ローマが、地方自治体に関連する大きな障壁を乗り越え、フォーミュラEカレンダーに追加される模様だ。

【写真】コロッセオを背景に試走するディ・グラッシ。反対車線には一般車両が通常通り走行している

 木曜日、ローマ市はローマ市中心部から南に位置するEUR(エウローパ)でのフォーミュラE開催に、満場一致で合意した。

 また、今回承認を受けたトラックは、既にフォーミュラEによって、レース開催が可能であると認められている。

 今後、公式レースとして認められるためには、フォーミュラEの関係者によって、スケジュールに関する協議を行なう必要がある。またトラックもFIAからの承認を改めて受けなければならない。

 現状の見込みでは、ローマePrixはフォーミュラシーズン4(E2017/18年)のカレンダーに追加される予定だ。

 ローマは、2012年に発表されたフォーミュラEシーズン1(2014/15年)のカレンダーには名前があったものの、結局レースが実現されることはなかった。当時、フォーミュラEの開発ドライバーであったルーカス・ディ・グラッシは、コロッセオの周辺に設置されるサーキット予定地で試走を行なっている。

 ローマ市からの承認は5年間有効である。

 フォーミュラEのCEOであるアレハンドロ・アガクは、次のように述べている。

「ローマePrix開催の見通しが立ってきたことは、とてもエキサイティングだ」

「今回、レース開催に承認してくれたローマ市に感謝を申し上げたい。我々はイタリアという、モータースポーツにおいて根強い文化と深いルーツを持った国でフォーミュラEレースを開催するために、大きな一歩を遂げた」

「我々は2018年春(シーズン4)のカレンダーにローマが追加されると見込んでいる。ローマは、香港やモントリオール、パリ、ニューヨークと並ぶ主力なイベントとして確立されることを確信している」

 ローマでのフォーミュラE開催は、イグナツィオ・マリノ市長が就任した際、一時的に頓挫していた。しかし、昨年6月に新しい市長であるヴァージニア・ラッジがそのプロジェクトを引き継いだ。

 現在のフォーミュラEに、イタリア人ドライバーは参戦していない。ビタントニオ・リウッツィが2015/16年シーズンに挑戦するはずだったが、リウィッツィが所属していたトゥルーリ・フォーミュラEチームは、最初の2戦で車検を通過することができずに欠場し、そのまま撤退してしまった。

 フォーミュラEに参戦した最後のイタリア人はヤルノ・トゥルーリだ。彼は2014/15年シーズン最終戦ロンドンePrixまで参戦している。

Scott Mitchell