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KenKen「Welcome to my party!東京から魂を連れて来たぜ、Master of TOKYO ムッシュかまやつ!!」KenKen’s partyライブレポートが到着

4/21(金) 18:05配信

Billboard Japan

 RIZE,Dragon Ash,そしてLIFE IS GROOVEなど数々のバンドで活躍するベーシスト・KenKenが気心の知れた仲間、リスペクトする仲間と共に届けるライヴ・パーティー"Glad to meet you"。

【Glad to meet you】写真(全15枚)

 この夜のメンバーは、山岸竜之介(Gt&Vo)、TAKU(Gt&Background Vo)【韻シスト】、TAROW-ONE(Dr)【韻シスト】、タケウチカズタケ(Key)、田中邦和(Sax)、かわ島崇文(Sax)、タブゾンビ(Tp)【SOIL&"PIMP"SESSIONS】。

 この日、ビルボードライブ大阪は土曜日という事で早いスタート。食事の音、弾む会話で満たされていた午後4時のビルボードに、TAROW-ONE【韻シスト】のドラムビートが鳴り始めてパーティースタート!「ビルボード大阪~!KenKen's Party楽しめるよって方はSay Yeah~!さっそく本日の主役をお呼びしましょうfrom 下北沢、KenKen~~!!」(TAKU)もったいぶらずにビルボードライブ大阪、着火しよう。この夜の主役KenKenがオンステージ。「Welcome to my party!東京から魂を連れて来たぜ、Master of TOKYO ムッシュかまやつ!!」(KenKen)すかさず会場にはムッシュの声が響き渡る。曲は『HIGH TIME』だ。その場に集ったすべての音楽ファンが心に故人・ムッシュかまやつ氏を憶う気持ちを包んできただろう。中にはうまく包みきれずに席に着いた者も居たに違いない。しかし氏が遺した音楽と声と魂とその後継者を目の前にその不安は一瞬にしてなくなったことだろう、今宵は宴だ!!!

 Partyの幕開け『Patry On』では挨拶がてらKenKenの超絶ベースプレイがいきなり繰り広げられ、山岸竜之介のセクシーなギターがフロアの温度をぐんぐんと上げていく!手をふる人、立ち上がって踊る人、序盤からすでにパーティーはそれぞれのモノに!!「今回のツアーになんとか帰戻って来ようって、昨年の11月ぐらいにこの日を決めてたんですけど、残念ながらムッシュはカタチというものがなくなってしまいました。でもね、今までムッシュ抜きのライブも何回もやってきました。その時はやっぱなにかが足らない感じがしながらライブをやっていたんだけれども、ムッシュが死んでからなぜか物足りない気がもうしない。なぜなら僕たちの心の中にムッシュかまやつが宿っているからであります!!みなさん心の目で今日は楽しんでください。そんな彼の最高の曲を」(KenKen)と『Brain Food Mama』へ。歌いながらベースを弾くKenKenのステージング。弦を弾く指は時々トレードマークの黒いハットをくいっと持ち上げ、片手で低音を響かせてみせたりする。「大阪やで~!地元やで~!一曲歌わせて頂いてもよろしいでしょうか~!?」バンドメンバーで最年少のLIFE IS GROOVE、山岸竜之介が『こころの闇を照らせ』でボーカルをとる。この曲のエンディングを飾る、大阪の街が生んだ才能・山岸竜之介のギターソロは目の前のグラスに注がれるアルコールを見つめてるみたいにうっとりする時間が流れた。

 そんな気分になったところでKenKenが「ちょっと一杯頂こうかな、あまりにも良い日に」とこの日のオリジナルカクテル、ジンソーダにフレッシュオレンジが添えられた"Glad to meet you"をオーダー。ライヴ・パーティー"Glad to meet you"、ますます仕上がってゆく。
「Hey,Brother Hey,Sister!」と冒頭でオーディエンスに呼びかける『Galaxy Module』ではダウンテンポのメロウサウンドにKenKenの口からたった今、溢れて出てきているものと思える躍動感のあるリリックが乗る。シーンが切り替わっていくように色々な顔をみせるパーティー会場。

 「僕の関西での一番の兄弟であり、理解者であり、家族です。こういう人たちと巡り会えたからLIFE IS GROOVEをやろうと思ったし、多分今日ビルボードにも来れたのも彼らの存在があったからです」(KenKen)と呼び込まれステージに登場したのは、大阪のヒップホップバンド・韻シストShyoudog(Ba)、MCサッコン&BASI。すでにオンステージでこの会場の一部になっていたTAKU(Gt&Background Vo)、TAROW-ONE(Dr)そしてタケウチカズタケ(Key)と共にごきげんな韻シストTimeスタート。親近感を生む彼らのグルーヴ。韻シストはその持ち前のグッド・ヴァイブスはいとも簡単にオーディンスと友達になってしまう。初めましてもお久しぶりも関係なく、出会えたこの時間をすぐに共有し合える『一丁あがり』、「出会いに感謝!」と『哀愁のチューン』で締めくくり、そして再びKenKenへとマイクパス。

 「友達が多いということは、別れも多くなるわけでございます。もう5~6年経ちます、私のベーシストで一番の大親友に馬場育三(IKUZONE【Dragon Ash】という人間が居ました。彼は次に呼ぶゲストの右腕としてずっと素晴らしいバンドでプレイしていました。残念ながら彼もムッシュ同様この世からカタチだけがなくなり魂が私の元に入って参りました。私は今、今これから呼ぶゲストと共にDragon Ashというバンドもやっています。僕が一番このハコで観たい人を呼びました、立って踊ったっていいんだぜ!!今日は、好きにしてくれ!!」(KenKen)。そうして『Dances with Wolves』のビートと共にこの夜のスペシャルゲストボーカル、Kj【Dragon Ash】がステージに舞い降りる!オーディエンスは総立ち、フロアのボルテージが急上昇。「踊ろう!!」と髪を振り乱し誰よりも激しくクールに踊るKj。こうでなくっちゃ、だ!踊ろうという人が一番踊ってる、なんて最高なパーティー!「ブルーノート東京で着てた一張羅の赤い服を忘れちゃったから、さっきビルボードの店員さんに制服貸してもらって、第1部に登場!そして今ココ、"一丁上がり"You Got it!ここに居るのは全員Party Peopleばかり!ムッシュを華やかに送り出そう!そしてKenKen's Party踊ろうぜ軽やかに!」(Kj)。粋なメッセージをラップでたたみかける『Move On Up』パーティーは最高潮!!

 「ムッシュが作った文化からどんどん派生して、こんな素晴らしい日にまたムッシュの話ができるってことが一番いい話なのかなと思います。前回ここで演った時も体調悪い中来てくれたから、今日もポッと出てきそうな気がしますけれども、なんか物足りない気がもうしない、なぜなら僕たちの、あなたたちの心にずっと残っているからだと思います。それは彼がミュージシャンとして、ただ、ミュージシャンとして生き続けてきた最高な結果だと思います。ムッシュかまやつに大きな拍手を!ムッシュが一番最初に買ったギターをムッシュが生きてる時に竜之介がもらいました。そしてムッシュが死んで最後に使っていたこのギター(黒のスタインバーガー)、ご家族から竜之介の元に届けられました。10代で唯一ムッシュの空気を一番肌で感じた竜之介です。どんどんこうやって繋がっていくことがこのバンドで一番やりたかったことそれこそLIFE IS GROOVEだと思います!!バンド名ではなくこれからムーヴメントにするので、みなさんよろしくお願いします!さぁ、ムッシュの最高の一曲を!」(KenKen)。『ゴロワーズを吸ったことがあるかい』を奏で、ムッシュへの愛を捧げる。

 「また遊ぼうぜ!」(KenKen)とお別れに『Today's Song』ですべてのプレイヤーがスポットライトを浴びた、パーティーのフィナーレを彩るソロパートが次々に繰り広げられていく!無我夢中でカラダを揺らしまだまだ温度があがるフロア!!眠れる気がしないナイトフィーバー!!

 KenKenという一人の人間が持つあの力は何か。この夜、彼の口から聞いた言葉は終始リスペクトと愛に溢れていた。ムッシュかまやつと馬場育三という二人の魂をも宿し、二倍三倍と膨らんだ"愛"。その力は彼の周りの全てに向けて注がれているのだろう。KenKen's Partyの名の下に集ったこの夜のParty People。彼が愛し、彼を愛する者たちとそれらを愛するオーディエンスが生んだ凄まじいナマモノの中に居た。

 アンコールではこのパーティーのタイトルでもありこんな夜の合い言葉でもある『Glad to meet you』を披露。繰り返される「出会ったときからずっとフィーバー」が頭の中を巡る。まさにこの夜、はじまってからずっとフィーバー。パーティーの最後にエンドロールのごとく、ムッシュの遺したボイスメッセージが会場を包んだ。

 「こんな時間は二度とないから大切に楽しもうね
人生は短いし心のチケット持ってる人と出会うのはなかなか難しい
そんなにしゃべらんでも 音を出し合えばわかる
Thanx For Your Money And Thanx For Your Time
要は人の良さが出るの 嫌な奴には出せないGROOVEなんですよ
ま、成る様に成るから心配しない考えないのがお得ですよ」
(2016/4/27にリリースとされた、LIFE IS GROOVEのアルバム『コンディション・ファンク』に収録されているムッシュの最後の楽曲『HIGH TIME』より)

Text by FM802 板東 さえか
photo by Kenju Uyama

◎公演情報
【KenKen’s party
「Glad to meet you」
KenKen, LIFE IS GROOVE, 韻シスト and more "family"...】
ビルボードライブ大阪
2017年4月8日(土)終了

◎板東 さえか(FM802 DJ) 番組情報
FM 802『LNEM-エルネム-』毎週月~土 27:00~29:00
毎週月曜日担当 
番組HP:https://funky802.com/service/Homepage/index/1127

最終更新:4/21(金) 18:05
Billboard Japan