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福岡町でクマ、男性重傷 山間部で山菜採り中

北日本新聞 4/21(金) 0:45配信

 20日午後0時45分ごろ、高岡市福岡町五位の山中で、1人で山菜採りをしていた同市五十里東町、無職、北野義雄さん(69)がクマに襲われ、厚生連高岡病院に運ばれたが、左手をかまれており指の骨を折るなど重傷。

 高岡署によると、現場はとやま・ふくおか家族旅行村や五位ダム近くの山間部の斜面。クマは、体長約1・6メートルで、ツキノワグマの成獣とみられる。

 北野さんは山菜採りを終え帰ろうとしたところ、正面からクマに襲われた。顔を守ろうとして左手をかまれ、斜面の谷側に後ろ向きに倒れ込んだ際、弾みでクマの腹を蹴り上げる「ともえ投げ」のような形になり、クマはそのまま谷に逃げていったという。携帯電話が通じず、自ら車を運転し、数キロ離れた石堤公民館で職員に救急車を要請した。

 同署は市や福岡消防署、地元消防団、市有害鳥獣捕獲隊と周辺のパトロールを実施。地域安全メールで注意を呼び掛けた。地元猟友会代表の中島理悦さんは「福岡地域の山間部ではクマに遭遇することがある。必ず対策を取り行動してほしい」と話した。

 県自然保護課によると、クマによる人身被害は県内で今年初めて。高岡市での人身被害は統計が残る2004年以降で初となる。同市では18日、今回の現場から数キロ離れた福岡町沢川の山中で子グマ1頭が目撃されている。

北日本新聞社

最終更新:4/21(金) 0:45

北日本新聞