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青梅の高値販売を要望 JA紀南

紀伊民報 4/21(金) 17:01配信

 和歌山県田辺地方の主要作物である梅の収穫を前にJA紀南は20日、田辺市秋津町の中央購買センターで青梅販売のための対策会議を開き、全国29の市場関係者と情報や意見を交換した。今年もJA紀南側は高値販売を要望。市場側は出荷時期や数量の的確な情報を求めた。

 青梅は加工する前の青果のことで、市場への出荷は全体の3割ほどだが、加工品につなげる旬の作物として重要視されている。会議は毎年開いており、今年もJA紀南の農家や担当職員、市町関係者も含め計約80人が出席した。

 JA紀南の指導部が今季の生育状況について、18日時点で実太りが1週間ほど遅れていることを説明。2日に串本町、15日に田辺市の新庄町や上芳養でひょうの被害があったことにも触れた。生産予想については17日のまとめでは、小梅は平年並みだが、南高と古城が平年より不作傾向であることを示した。

 一方、販売部は市場への販売計画について、前年より多い3750トンであることを示した。そのうち南高は3160トンで「ここ何年かは3千トンに足りていない。何とか超えたい」と話した。消費宣伝について、保存用ポリ袋を使って手軽に梅干しを作る方法をPRすることを紹介した。

 意見交換で市場側が本年度の状況や取り組みを報告。JA紀南梅部会の梅田泰司部会長が「加工梅が引き合いが強いとなれば、強気で売ってもらいたい。今後の販売対策も教えてほしい」と要望。これに対し愛知県の市場関係者は「小売価格を上げるのはなかなか難しい。安く売るということではなく、豊作、不作がある中で上がり下がりのない一定価格で売ることがベスト」と説明。大阪府の市場関係者も「高く売ってくれというのは分かるが、大きく上げれば次に売るのが難しくなる」と強調した。

最終更新:4/21(金) 17:01

紀伊民報