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おとといもきのうも京田!中日新人が誕生日V打

日刊スポーツ 4/21(金) 7:55配信

<中日5-2阪神>◇20日◇ナゴヤドーム

 ハッピーバースデーだ。中日ドラフト2位京田陽太内野手(23)が、決勝打で自らの誕生日を祝った。1-1の7回2死満塁。一、二塁間を抜ける勝ち越し2点適時打。前日19日はサヨナラ失策を誘ったルーキーが2日連続で試合を決めた。チームは今季初の連勝に、初のカード勝ち越し。さらには最下位を脱出した。

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 自らの手で誕生日を祝った。1-1の7回2死満塁、1番京田が打った。カウント0-1からの2球目、阪神桑原の内角高め146キロ直球を一、二塁間へ。勝ち越しの2点適時打。ナゴヤドームに割れるような大歓声を巻き起こした。

 「先輩がつないでくれた。自分もつないでいこうと思った。監督さんが使ってくれている。期待に応えられるように頑張っていきたい」

 持っている男かもしれない。前日19日は同点の9回2死二、三塁で放った三ゴロが敵失を誘いサヨナラ勝利を演出。前祝いにも「たまたまですよ」と謙遜。「チームに貢献して勝っていい誕生日にしたいですね」と予告通り、2日連続、3度目のお立ち台に上がった。

 アマチュア時代から守備と走塁の高評価に反して、打撃が一番の課題だった。「打撃は通用しないかと思っていた」と自己評価する。1軍で生き残るためには打撃向上は必須科目。キャンプから長嶋外野守備走塁コーチとの居残り打撃練習を欠かさず、時間をかけ、汗を流した。

 シーズンが開幕しても、試合後は必ずバットを持った。その日の打席の映像をチェック。「どうしても左肩が迎えにいってしまう。いつも左肩がキーポイントです」と体に染み込ませるように、振り込んだ。ナゴヤドームの選手ロッカー室から出るのはいつも最後。その成果か、打撃フォームに間ができ、自然とプロの球に対応できるようになっていった。疲れよりも充実感が上回り、笑顔も多くなった。

 誕生日に活躍できる強運と、課題を地道に克服できる努力を持ち合わせる。ニューヒーローがリードオフマンとして、チームを連勝に導いた。最下位を脱出したチームをこれからもスピード感たっぷりに、引っ張る。【宮崎えり子】

 ◆京田陽太(きょうだ・ようた)1994年(平6)4月20日生まれ、石川・能美市出身。青森山田では1年春から遊撃でレギュラー。日大では3年秋にベストナインを獲得し、大学日本代表にも選ばれた。16年ドラフト2位で中日に入団し、今年の開幕戦は「7番・遊撃」でスタメン出場。今季年俸は1200万円(推定)。182センチ、80キロ。右投げ左打ち。

最終更新:4/21(金) 9:44

日刊スポーツ

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