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アミモジゴケ、北限つくばに 筑波実験植物園に自生

茨城新聞クロスアイ 4/22(土) 4:00配信

熱帯を中心に分布する地衣(ちい)類「アミモジゴケ」が、国立科学博物館筑波実験植物園(つくば市天久保)で見つかった。国内ではこれまで、伊豆半島以南の温暖な地域で自生が確認されているが、温暖化などの影響で、つくば市が新たな北限となったとみられる。

同博物館植物研究部の大村嘉人研究主幹によると、地衣類は、菌類が藻類と共生し一体となったもの。見た目や生えている場所はコケ植物に似ている。アミモジゴケは2015年10月、園内に1984年に植えられたキハダの幹に生育しているのが見つかった。

熱帯性の地衣類が生育するためには、「年平均気温がおおむね15度以上であること」(大村研究主幹)が一つの条件。つくば市の年平均気温は84年には約12度だったが、2015年には熱帯性の地衣類が生育できる約15度まで上昇していた。

03年以降のディーゼル車規制で大気汚染が改善したこともあり、大村研究主幹は「都市部は熱帯性種にとって好都合な生育環境になってきたと考えられる」としている。 (鈴木里未)

茨城新聞社

最終更新:4/22(土) 4:04

茨城新聞クロスアイ