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ミサイル落下時に取るべき行動は? 政府や自治体がHPに避難方法掲載

4/22(土) 6:00配信

THE PAGE

 北朝鮮の弾道ミサイルに対する住民の避難や対策を呼び掛ける情報提供が21日、自治体のホームページなどに一斉に掲載されました。政府が同日、住民への情報提供を都道府県に要請したことを受けたものです。すでに「Jアラート(全国瞬時警報システム)」で全国の自治体を通じ警報を出すシステムが設けられていますが、実際にミサイルが飛来した場合の「地下街などに避難する」といった具体策を示しています。

【参考】弾道ミサイル落下時の行動等について(長野県)

「頑丈な建物や地下に避難」「地面に伏せ頭守る」

 各自治体は「弾道ミサイル落下時の行動などの周知について」などの表題でネットで情報提供。内閣官房の「国民保護ポータルサイト」などにリンクして、政府がまとめた対策などを閲覧できるようにしています。

 長野県の場合、県のホームページにこの日、「弾道ミサイル落下時の行動等について」との項目を新たに設け「どのように対応したらいいのか確認しておきましょう」と呼び掛けています。

 まず大前提として「ミサイルは短時間で着弾する」と注意を促し、ミサイルが落下する可能性がある場合には「Jアラートによる特別なサイレンやメッセージ、メールで緊急情報を知らせる」などと説明。

 屋外で緊急メッセージが流れた場合に取るべき行動として、(1)近くの頑丈な建物や地下街などに避難する、(2)近くに適当な建物がない場合は物陰に身を隠すか地面に伏せて頭部を守る――などを指示。屋内にいる場合は「窓から離れ、できれば窓のない部屋に移動する」などとしています。

 「Q&A」では、弾道ミサイルが日本に到達する時間について、2016年2月の例を挙げ、北朝鮮で発射して10分後には1600キロメートル離れた沖縄県先島諸島を通過したと説明。頑丈な建物などに避難するのは「爆風や破片による被害を避けるため」と説明しています。

 近くに着弾した場合、状況によるものの、屋外では「口と鼻をハンカチで覆いながら現場からただちに離れ、密閉性の高い部屋や風上に避難する」、屋内なら「換気扇を止め、窓を閉め、目張りをして屋内を密閉してください」と指示しています。

 内閣官房の国民保護ポータルサイトでは、外国の攻撃から国民を守るための措置を定めた国民保護法や、ミサイル、艦船や航空機、ゲリラなどによる攻撃の特徴などを紹介。住民の身の守り方などを具体的に示しています。また、独特の音を出す警報のサイレンをネット上で聞くこともできます。

 長野市内では戦争体験のある人たちが「戦時中に東京で空襲のたびに聞いたサイレンの音を思い出す」などと話していました。

・弾道ミサイル落下時の行動について(内閣官房)

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■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説

最終更新:4/27(木) 6:02
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