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八田与一の記念雨がっぱをチャリティー販売 台湾への貢献に感謝示す

4/22(土) 16:07配信

中央社フォーカス台湾

(台北 22日 中央社)南部・台南市の烏山頭ダムで起きた八田与一像の損壊事件を受け、野党・台湾団結連盟は22日、八田氏の名前と顔写真をデザインした雨がっぱを製作し、チャリティー販売すると発表した。同党の宣伝担当者は、八田氏はただの技師に過ぎず、台湾に対する日本政府の功罪を八田氏一人に背負わせてはならないとした。

宣伝部の陳嘉霖主任は、台湾各地で蒋介石像の損壊が相次いでいることを踏まえた上で、蒋介石像は権威主義の記号であり、像の破壊は政治的な動きだと指摘。蒋介石像に対する反発は人権上の正義の価値観に基づくものである一方、八田与一像への憎しみは種族に対する恨みに起因するもので、両者は全く別だと述べた。

雨がっぱ製作は、台湾に卓越した貢献をした八田氏に感謝を示すのが目的。同党の姜冠宇・政策分析主任は、八田氏が手掛けた嘉南大シュウのおかげで現在の嘉南平原の農家は水を使えると語り、八田氏の貢献を称えた。(シュウ=土へんに川)

雨がっぱは1着500台湾元(約1800円)。収益の使い道について陳氏は、チャリティー販売は単に感謝を示す取り組みであり、大ヒットしない限り大きな利益は出ないと説明。八田像の修復のために寄付するのかについては収益の大きさによって考慮するとした。

(呂欣ケイ/編集:名切千絵)