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習主席側近の疑惑語ったら、突然中止に 米政府系の番組

朝日新聞デジタル 4/22(土) 2:42配信

 米国滞在中の中国人政商が19日の米政府系放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の中国語チャンネルのネット番組で、習近平(シーチンピン)国家主席の側近で「反腐敗」運動を進める最高指導部メンバーの疑惑を語ったところ、番組が突然中止となった。中国当局が圧力をかけたとの見方が出ている。

 出演したのは投資会社の実質経営者、郭文貴氏。番組で「習国家主席の意向を受けた公安部の現役幹部から、王岐山(ワンチーシャン)・中央規律検査委書記ら高級幹部とその家族について調べるよう求められた」などと語った。インタビューは生放送で3時間の予定だったが、1時間20分を過ぎた時に司会者が「放送を中止しなければなりません」として打ち切ってしまった。

 関係者によると、放送数日前に中国外務省が北京のVOA記者に今回の放送をやめるよう働きかけていたという。VOA側は打ち切りについて「もともとインタビュー部分は1時間の予定だった。局内のコミュニケーション不足が原因」と説明している。

 中国外務省は、郭氏の国際手配を求めたとしており、陸慷報道局長は21日の会見で「容疑者として手配されている人物の話を信じない」と話した。容疑は政府高官への贈賄容疑とみられている。(北京=延与光貞)

朝日新聞社

最終更新:4/22(土) 11:44

朝日新聞デジタル