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NICO Touches the Walls ツアー中間レポ「みんなと深い仲に」/ライブレポート

4/22(土) 17:15配信

エキサイトミュージック

 
■NICO Touches the Walls/【NICO Touches the Walls TOUR 2017“Fighting NICO”】ライブレポート
2017.04.02(SUN)at NHKホール
(※画像8点)

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「困ったことがあったら、いつでも俺らの背中を見に来てください」

2月より全国ツアー【NICO Touches the Walls TOUR 2017“Fighting NICO”】を開催中のNICO Touches the Wallsが、その折り返し地点ともなる東京公演を4月1日、2日にNHKホールにて行った。



今回のツアーは特に何かのリリースに際して行われているものではないこともあり、「死ぬほど好きなことをやって遊んで帰りたいと思います」という光村龍哉(Vo&G)の言葉通り、音楽偏差値の高いNICOがその本領を発揮しまくりと言った内容になっていた。「スーパー助っ人」(光村)と紹介された浅野尚志が、キーボードからバイオリンにギターなど、まさに八面六臂の活躍で、NICOの音像をさらに広げる働きをし、新作ツアーではないのにほとんどの曲に初めて聴くような新鮮さがあった。大きくアレンジを変更したわけではないが、音が一つ加わったことで、夏フェスなど大きな抜けのいい会場が似合うと思っていたあの曲が、こんなに深みがあり、響きを堪能出来るものになるとは!と言った驚きや、アコースティックで鳴らすと表情が全く変わってくるなと感じる曲、鍵盤の音が入るだけでこんなにワクワク感が増すんだな、と心が踊った曲、いつも光村VS古村大介(G.)で行われるギターバトルが、古村VSバイオリン・浅野となって、これまで以上の熱戦となったあのライブ定番曲などなど、まだツアー中で詳しく書けないのが本当に残念だ。既存曲しかやらないからと言ってツアーに行くことを躊躇していたようなら、むしろ、このツアーでしか聴けない曲ばかりだと思うので、ぜひ参加を検討してみて欲しい。もちろん常に音楽的サービス精神旺盛なNICOなので、このツアーが初披露となる新曲もある。これがまた……もう会場に行って聴いてもらうしかないのだが、ツアータイトルの“Fighting NICO”にちなんだような、リスナーに挑んでくるような一面もあり、これが今のNICOのモードなのかと思うとこの先の展開への期待が増す楽曲だった。




そして、2日のアンコールではメンバーの地元である千葉県・浦安市にある浦安文化会館での追加公演も発表。光村の実家からも近く、「このステージに立つのは、中学校の合唱コンクール以来(笑)」と言っていた。そして、そんな思い入れのある地での公演も決まり、改めて今、感じている想いを話し始めた光村。音楽をずっと好きでやってきて、こうやっていい顔をして聴いてくれる人の前で歌えることを本当に幸せだと感じていること。だがその一方で、この世界で生きて行きたいと思うほど、いい曲を書き続けないといけないと、日々が自分との戦いとなること。それでも、多くの人が好きなことをやって生きてはいけないといのだから、その人たちのためにも音楽を一生懸命やりたい、と。

「俺はとにかく音楽を一生懸命、好きなことをもっともっと一生懸命やって、こんだけカッコよくなれるんだぞ、っていうことを見せて行きたいなって思うんです。みんなも毎日、いろんなものと戦っていると思うけど、困ったことがあったら、いつでも俺らの背中を見に来てください。それで何か力が湧いてくればいいと思うし、好きなことを一生懸命やってるってカッコいいなって思ってもらえたら。(今回のライブは)今まであんまり見せたことのない僕たちの姿を見せましたけど、どんどんこうやって、みんなと深い仲になって行けたらいいなと心の底から思います。だから、また必ず会いましょう」



このツアーをファイナルともなる浦安での公演がどんなライブなるのか。続いて行くこのツアーでの変化も含めとても楽しみだ。
(取材・文/瀧本幸恵)