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金子翔太J1通算2万ゴール誕生“第2の故郷福島に届けた”

デイリースポーツ 4/22(土) 6:04配信

 「明治安田生命J1、川崎2-2清水」(21日、等々力陸上競技場)

 J1通算2万ゴールが誕生した。清水MF金子翔太(21)が川崎戦の前半14分に決めた得点が記念のゴールとなった。1993年に発足したJリーグの1点目はV川崎(現東京V)のマイヤーが横浜M戦で記録。2万ゴールには25年目の節目のシーズンで到達した。試合は2-2で引き分けた。G大阪はMF井手口陽介(20)が大宮戦の前半16分に通算2万1ゴール目を決め、そこからゴールラッシュで6-0と大勝した。

 虎視眈々(たんたん)と狙っていた。前半14分、右サイドからFW鄭大世が上げたクロスを逆サイドに回り込んだMF金子が左足で捉えた。「2トップの相方のテセ(鄭大世)さんが狙っていましたが、僕もしたたかに狙っていました」。25年目のJリーグ。通算2万得点というメモリアルな一撃は、21歳の若武者が決めた。

 忘れられない景色がある。11年3月11日。ちょうど広野中学の卒業式の日だった。東日本の広域を襲った大震災は、福島の寮で経験した。「卒業記念のDVDとか見てた時でしたね」。外に出ると、遠くに見える福島第一原発からは煙が上がり、目の前の大地は地割れを起こしていた。「最寄りの駅も流されたと聞いた。つらい思いもしましたね」。

 今年1月には日本プロ選手会の活動で、福島第一原発構内も視察した。「少しずつ復興に向かってはいるが、現場はまだまだだと思った。僕はサッカーでしか朗報を届けられない。東北の人たちにメモリアルなゴールを届けられたかな」。第2の故郷への思いをゴールで届けた。

 試合は川崎に引き分け、節目の一撃に勝利という花を添えることはできなかった。「次は自分の得点で勝ちたい。同世代の(浦和)関根や(G大阪)井手口はすごく活躍している。結果を残し続け、彼らに追いつき、追い越したい」。決意を新たに、金子は歩み続ける。

最終更新:4/22(土) 7:36

デイリースポーツ

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