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非情采配ズバリ!阪神・金本監督、五回に上本→大和へ守備固め

サンケイスポーツ 4/22(土) 5:00配信

 (セ・リーグ、巨人1-4阪神、3回戦、阪神2勝1敗、21日、東京D)ビックリするほど早い守備固めに、勝負に徹する金本監督の決意が見え隠れした。五回表、押し出しで1点を追加した直後の守備。ベンチから出てきた背番号6が球審に告げたのは、上本から大和への二塁手交代-。

 「(上本は)ちょっとね、気持ちが、メンタルが、何て言うんかな。彼のためにも、チームのためにもというので。昨日の1発目のやつ(ミス)を引きずっていると思うんでね。ちょっとリフレッシュというか、気持ちを楽にしてやるという意味も込めて代えました」

 言葉を選びつつ、交代の背景を明かした。2点差から3点差になったから? の問いにも「いや、関係ないと思う」。五回裏からの守備固めは既定路線だった。

 決断は吉と出る。七回一死一塁から、代打・亀井が放った打球は一、二塁間へ。抜ける! と思われた打球は、名手・大和が追いついて軽快に一塁送球。ピンチの芽を堅守で摘んだ。

 悪い流れを断ち切りたい…。その思いが金本監督の頭に渦巻いていた。中日にまさかの連敗。しかも前日20日は、この夜、大和が処理した一、二塁間の同じような打球を上本が消極的に映る動きで安打にしてしまっていた。思わず「あそこはどんどん攻めていかないと」と苦言を呈した。その直前にも、迷いを感じさせるプレーがあった。

 一夜明け。喝を入れただけに終わらない、早すぎる守備固め。思いが上本に伝わることを信じての非情さい配だ。

 敵地でことし最初の伝統の一戦を制して2位浮上。17試合目での10勝到達は到達は、昨年と同じペースだ。ただ、昨年はそこからジリ貧のシーズンに…。でも、ことしは違う。経験を積んだ金本監督は「非情」という切り札を持っている。

最終更新:4/22(土) 8:16

サンケイスポーツ