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爆破予告増受け、市庁舎舞台にテロ対処訓練 五輪も念頭 /印西

4/22(土) 11:16配信

千葉日報オンライン

 市役所を標的にした爆破予告メールが増えていることを受けて、警察、消防、市によるテロ対処合同訓練が21日、千葉県の印西市役所で行われた。こうした訓練を市庁舎で行うのは県内初で、2020年東京五輪・パラリンピックも念頭に、本番さながらに爆発物の発見から除去までの対応に臨んだ。

 参加したのは印西警察署と県警本部機動隊、印西地区消防組合、印西市の計150人。「市役所に爆弾を仕掛けた。正午に爆発する」とのメールを午前10時15分に受信し、庁舎内に置かれた不審な青い箱を職員が不用意に触ると爆発し、負傷した-との想定で行われた。

 メールを受信した市は、警察と消防へ通報するとともに、職員を避難誘導。消防は、救急隊を出動させ、負傷者を応急処置した上で救急車で搬送した。

 警察は、箱の近くにあった不審な黒いバッグをX線透視装置で調べて爆発物と確認。遠隔操作できる無人処理機を用いて、バッグを爆発物処理車に収容した。各機関が迅速な動きでそれぞれの役割を果たし、訓練を終えた。

 印西署の鎌田篤署長は東京五輪が3年後に迫っていることや、海外からの玄関口となる成田空港に印西が近いことに触れながら、「不審メールは一見するといたずらと捉えがちだが、市民の安全・安心を守るため、緊張感を持って対応する必要がある」と参加者に呼び掛けた。